グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



ホーム  > 今月の聖句  > 12月の聖句

12月の聖句

「わたしの魂は主を待ち望みます。見張りが朝を待つにもまして、見張りが朝を待つにもまして。」
詩編130編6節
日本キリスト教団 遠州栄光教会
牧師 星野  健
 世界の教会の暦で、アドヴェント・待降節と呼ばれるときを歩んでいます。アドヴェントとはラテン語の「近づいてくる」という意味の言葉に由来し、クリスマスを待ち望む祈りのときを過ごします。ほんとうのクリスマスの喜びは、このアドヴェントの「待ち望む祈り」のなかに宿ります。
 今、「待つ」ということが消極的な姿勢と受けとめられ、人気がない時代なのではないでしょうか。現代の文明は、「待つ時間」を少しでも削りとるインスタントなライフスタイルへわたしたちを導きます。しかし、それは本当に自由を与えてくれるのでしょうか。
 聖書は、本当に大切なことは待つことのなかに始まることを指し示します。すべてを支配しようとしない待つことのなかに、独り子を与えたもうほどに世を愛された神の愛が宿り、願望から希望へと解き放たれた魂が歌うクリスマスの喜びへ招かれます。