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6月の聖句

「主はわたしたちを造られた。わたしたちは主のもの、その民、主に養われる羊の群れ。」
詩編100編3節
日本キリスト教団遠州栄光教会
牧師 星野 健
子どものとき通っていたキリスト教主義の幼稚園の、こんな思い出を語られた人がいます。
子どもたちと先生とで川で遊ぶ機会があり、子どもたちが川で水鳥を見つけました。それを一緒に見ていた幼稚園の先生が、「あの水鳥は神様から水の中に入っても濡れない着物をもらったんだよ」と、子どもたちに話したのだそうです。その人は大人になっても、その先生の言葉をずっと忘れず、水鳥を見るたびにそのことを想い起こすのだそうです。一見ただの小さな思い出ですれども、それはその人の世界観の基礎となっています。
ビッグバンによって宇宙が誕生したとか、生物の進化によって人間が生まれたとかいう見方とは別の、命あるもの一つ一つに意味があり、尊さがあるということを見つめるその世界観が、その人が自分が生きていく世界を肯定し、命を尊いものとして肯定する、生きる力になります。