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8月の聖句

わたしは雲のなかにわたしの虹を置く。これはわたしと大地の間に立てた契約のしるしとなる。   
創世記9章13節
日本キリスト教団遠州栄光教会 
牧師 星野 健
聖書のなかに「ノアの箱舟」と呼ばれる物語があります。気候変動の危機のなかで、毎年各地で水害が起る今の時代に切実に迫ってくる物語です。神様が、わたしたち人間が罪に罪を重ね続ける世界を水のなかに沈め、ノアの家族だけが箱舟を造って洪水を生き残ったとき、神様はもう二度と大地を呪うことをしないと告げられ、その約束のしるしとして虹を現わされます。
聖書には、そのとき神様が「人が心に思うことは、幼いときから悪いのだ」と言われたと書かれています。神様は、人間がかつても今も多くの罪のなかに生きるものであることを見て見ぬふりするのではなく、そのことを深く知った上で、この世界を呪わないと約束されます。
この園で、子どもたちと先生方が神様の言葉を聞いて祈るときをもつことは、どんなに深い痛みや深い闇に閉ざされるときも、新しく生きることのできる力を与えられていく道です。