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10月の聖句

「羊は一人の羊飼いに導かれ、一つの群れになる。」      
ヨハネによる福音書10章16節
日本キリスト教団遠州栄光教会 牧師 星野 健
羊は弱い動物で、視力が弱いので群れから迷い出てしまうと自分で群れのもとに帰ることができず、足が短くて一度転ぶとすぐに起き上がることもできず、狼に襲われると一たまりもなく餌食になってしまいます。そんな羊にも一つだけ長所があって、目は悪いけれど耳がいいのだそうです。「耳がいい」というのは、ただ小さい音もよく聞こえるということではなく、牧草へ導き、身を挺して危険から守ってくれる自分の羊飼いの声を聞き分けられること、その羊飼いとの絆をもっていることです。聞く力は、ほんとうに深く信頼しあえる絆をつくることのできる、生きる力です。
 この園で、先生方と子どもたちが羊のために命を捨てる愛を十字架によって現わしてくださった羊飼いである神様の声に耳を澄ませて、その愛に根底から深く支えられて、家族やお友だちとの絆を豊かにされ、生きる力が養われる祝福を心からお祈りします。