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「地はお造りになったもので、満ちている。」詩編104篇24節

「地はお造りになったもので、満ちている。」詩編104篇24節


日本キリスト教団 中遠教会 
兵藤辰也牧師

今月は園での収穫感謝の時が予定されているでしょう。今私たちが毎日口にしている物は人の手によって作られたものです。またそれらのものの作られ方も人の知恵や技術によって支えられているものです。こうしたもののお陰で私たちは「食べる物が手に入らないかもしれない」という心配をしなくても済んでいます。ですから「神様のお陰で、、、、」というのはピンとこないかもしれませんね。とは言え、私たち皆が今年は体験しました異常とも言える夏の暑さの厳しさと期間の長さの事を忘れることは出来ません。私も時々お店で野菜や魚、肉などを買いますけれど、値段の高さや作柄の変化を感じます。私たちにとってなくてならない食べ物は基本的に天候に大きく左右されるものであることを改めて考えさせられますし、それについては人の思う通りにはならない事でもあります。自然環境についても無関心ではいられません。毎日苦労はしながらも食べ物を口にできることで私たちは生きています。食べ物は、お金さえあれば何とでもなるものではない事を心に留めて、1日のうちどこかで「感謝」の思いを持つことが、私たちの幸せをより確かなものにするように思います。