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治療について



抗不整脈薬

  • 抗不整脈薬は、頻脈が起こらないように薬でコントロールする方法です。
  • 頻脈は心筋が異常に興奮している状態で、それを薬で抑えるわけですから、抗不整脈薬の副作用として、本来の心筋収縮力を抑える(心筋抑制)作用があります。普段元気に社会生活を送られている方には問題のない程度ですが、複雑先天性心疾患を合併していたり、心機能に問題があったりする方にはおすすめできない場合があります。
  • 抗不整脈薬の利点は、外来で治療できることです。

カテーテルアブレーション

  • カテーテルアブレーションは頻脈(脈が速いこと)治療にかかせない手技です。
  • 脚の付け根、首、肘に存在する大きな静脈、動脈にシースを挿入し、そこから電極付きのカテーテルを4~5本、心臓内に留置します。カテーテルの先から電気信号を送ることによって、問題となっている頻脈を誘発します。そして、その頻脈の心臓の中の電気信号の地図をつくって、頻脈の原因となっているところを探します。多くの場合は発作性上室性頻拍のように、電気の回路が存在しますので、その回路の一部の組織を焼灼(アブレーション)することで、電気信号が心臓の中をくるくる回らないようにします。組織の焼灼は、高周波のエネルギーを使って、カテーテルの先端を50~60℃に上げ、やけどを起こさせることで行います。

デバイス治療 (ペースメーカ)

  • ペースメーカには、これまで皆さんがご存じの徐脈に対しての治療としてのペースメーカと、致死性不整脈に対する植え込み型除細動器、心不全に対する心臓再同期療法用のペースメーカと3種類あります。
  • このペースメーカのほとんどの機種は一般成人用につくられていますので、小児や先天性心疾患合併患者さんでペースメーカが必要な場合には植え込み方法と管理の方法に工夫が必要です。
  • 小児および先天性心疾患のペースメーカの植え込み方法は大きくわけて2種類あります。一般成人と同さんに、静脈から心臓の内側にリードを挿入する経静脈心内膜アプローチ、経胸壁心外膜アプローチです。それぞれ長所・短所があり、患者さんの年齢、病態に応じて選択します。

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