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他職種との連携

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チーム医療

チーム医療とは

一人の患者に複数の医療専門職が協力して治療やケアに当たることをチーム医療と呼びます。
専門スキルの異なる職種が連携し、それぞれのスキルを発揮して、患者の生活の質(QOL)の維持・向上を実現させるための活動をしています。

主なチーム医療の種類

院内では、栄養サポートチーム(NST)、糖尿病チームなどさまざまなチームが活躍しています。
チーム医療
栄養サポートチーム(NST)
糖尿病チーム
褥瘡管理チーム
緩和ケアチーム
救急医療チーム
感染症対策チーム
呼吸ケアサポートチーム

NSTとは

NSTとは、Nutrition Support Team(栄養サポートチーム)の略称で、栄養サポートを行う多職種で構成されたチームのことです。
このチームは、医師・看護師・薬剤師・管理栄養士・臨床検査技師・言語聴覚士および理学療法士で構成されています。
NSTの対象は、食欲が低下している患者、栄養状態の悪い患者です。
患者一人ひとりの栄養状態を把握し、栄養管理が必要な患者に適切な栄養補給を実施して状態の改善をすることを目的としています。
当院では、2001年より全ての科においてNSTによる栄養管理を行っています。
~栄養状態が不良だとどうして困るの?~
  • 免疫力の低下による感染症併発などの合併症
  • 褥瘡の発生
  • 術後、合併症をおこす可能性の増加

NSTにおける臨床検査技師の役割

NSTにおける臨床検査技師の役割は、検査データなどの解析と管理、データに伴うアドバイスをすることです。
まず対象となる患者の栄養状態に対して検査データを含めた初期評価をします。
栄養状態の管理は経過観察が重要であるため、初期評価以降は前回値との比較を継続しています。
ベットサイドで患者と向き合い、状態の改善に向けた活動をしています。

その他の活動

副作用検討

医師・薬剤師と連携して、副作用を起こした薬剤の中で特に注意すべき症例を挙げて検討することで、薬剤の安全性の向上に努めています。
臨床検査技師は、専門性を生かして検査結果の収集・解析を担当し、安全管理の一端を担っています。

臨床研究

臨床研究とは、疾病の予防方法、診断方法、治療方法の改善、疾病の原因や病態の理解など、患者の生活向上を目的として実施される医学研究のうち、人を対象とするものを指します。
臨床検査技師は、院内の倫理委員会にて承認された研究に対し、コンサルテーションおよび検体の保存・管理などをしています。

治験

「くすりの候補」を「くすり」として厚生労働省に認めてもらうために実施する試験のことを「治験」と呼びます。
治験は、臨床研究管理センターの主導で行われており、この中で臨床検査技師は患者の安全性や有効性を確認するための検査(採血や検体管理、生理学的検査)を担当しています。
また、臨床検査技師もCRC(臨床研究コーディネーター)として活躍しています。