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培養室(H・ARTユニット)

培養室

当院では不妊内分泌科外来を「H・ART外来」、培養室を「H・ARTユニット」と呼んでいます。Hに浜松とヒューマニズムの意味を込め、ARTとはAssisted Reproductive Technology(生殖補助医療技術)の略で、卵・受精卵(胚)を扱う不妊治療を指します。

培養液作製

培養液作製

顕微授精

顕微授精

患者さまへの説明

患者さまへの説明

精子や卵を扱う専門技術者は「エンブリオロジスト」といい、当院では生殖補助医療培養士および臨床エンブリオロジストの資格を有する臨床検査技師が担当しています。
主な業務は、
1.精子処理
2.体外受精の準備
3.採卵時の卵の検出
4.媒精・顕微授精
5.受精確認・胚培養
6.胚移植時の胚の取り扱い
7.胚・精子の凍結保存・融解
8.H・ART学級や凍結胚移植時の患者さまへの説明
などがあります。
他にも、乏精子症(精液中に精子がごくわずかしかいない)や無精子症(精液中に精子がいない)では泌尿器科と連携して、精巣あるいは精巣上体から精子の採取を行い採れた精子を凍結保存し、後日妻の採卵後に凍結保存しておいた精子を融解して顕微授精を行っています。化学療法や放射線療法の治療によって造精機能が低下する可能性のある場合には、治療前の精子凍結保存も実施しています。皆さまからお預かりした精子や卵が最適な条件で過ごせるよう、今後とも一層の努力をしていきたいと思います。