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MRI検査

MRIとは

MRIとはMagnetic Resonance Imageの略で日本語では磁気共鳴画像といい、強力な磁石と電波を用いて人体に最も多く含まれている水素原子を画像化する装置です。その名の通り、X線を使わず磁石を用いて検査を行うため、放射線被ばくの心配がいりません。
MRIは寝ているだけで体の位置を変えなくてもあらゆる角度の断面や、造影剤を用いなくても血管の情報が得られるなどの特徴を持っています。

使用装置

当院では、静磁場強度3.0テスラ デジタルMRI装置(Ingenia 3.0T: Philips社製)が稼動しています。

装置の特徴
2014年6月にPhilips社製のMRI装置は、「Ingenia 3.0T」を導入しました。この3.0テスラMRI装置は、今までの1.5テスラMRI装置と比べ2倍の磁場となること、最新のマルチコイルを導入したことにより、アナログで得られるデータをコイル内で瞬時にデジタル化することで高画質な画像の撮影が可能となりました。
MRI装置は、画像を得るには磁場の他に電波が重要な役割を果たします。この電波を体にあてる際に様々な臓器があること、患者様ごとに大きさの変わる腹部などの体幹部では、電波が体に伝わりづらく、適切に画像を得ることができなくなります。しかし、当院の3.0テスラ デジタル MRI装置では、従来の1.5テスラ アナログ MRI装置より脳神経、整形領域の画像診断能を大幅に向上させ、さらに今まで苦手であった腹部、心臓領域も電波を患者様の体の大きさや臓器ごとに最適化する電波送信技術が搭載されたことにより、全ての領域で高画質な画像を提供できるようになりました。
その他に患者様の負担を軽減させるために、患者様が入るトンネル(ボア)が大口径になり、比較的検査時間の長いMRI検査においてもストレスを軽減できる患者様にやさしい技術が搭載されております。

1.5テスラと3.0テスラMRI装置の頭部画像の比較

1.5テスラと比較してノイズによるザラつきと白と黒の濃淡の差がはっきりとし、明瞭な画像を提供できるようになりました。これにより、病変もはっきりと描出できるようになり診断能の向上が期待できます。

1.5テスラと3.0テスラMRI装置の非造影頭部血管画像の比較

3.0テスラMRI画像の方が1.5テスラの画像と比較して血管が末梢まで綺麗に描出されています。これにより、動脈瘤などの血管病変などが明瞭に描出されるようになりました。

主に行っている検査

MRIは、頭頚部、胸部、心臓、腹部、骨盤内臓器、関節等全身検査を行うことができます。検査の部位や内容によっても異なりますが、検査時間はおよそ20分~1時間です。検査自体に痛みは全く生じません。

MRI検査の流れ

1.検査受付
当院では予約制で検査を行っており、予約時間の10分前までに1階画像診断受付までお越し下さい。
※膀胱の検査は、尿を溜めて検査をします。そのため、検査前にお水を飲んで頂く場合がありますので30分前に1階画像診断受付にお越しください。

2.更衣
MRI装置は強力な磁力を発生させているため、機械の近くに磁性体の物があると吸着、破損してしまう恐れがあります。このような事態を防ぐために、検査前にお着替えをお願いしております。着替えが困難等ありましたら患者様の負担が少なくなるよう対処しますので、担当者にお気軽に申し出て下さい。

3.入室
検査室の準備が確認できましたら、担当者がご案内します。その際に身の回りに金属がないか等、問診をさせていただきます。

4.検査準備
検査台に寝ていただき、検査する部位にコイルと呼ばれる機械をセットします。

5.検査
検査中は検査台が円筒状の装置内に入り、検査が始まると工事現場にいるような大きな音がするためヘッドフォンを装着して検査を行います(検査部位によっては耳栓を用いる場合もあります)。リラックスして検査を受けていただくためにヘッドフォンからはBGMが聴こえるようになっており、持参した音楽CDを聴くことも可能ですので担当者にご相談ください。

検査中気分が悪くなった等、用事がある場合にはブザーをお渡ししますので、お知らせして頂く事ができます。
※検査時間は検査部位や内容により異なりますが、約20分~1時間程度です。

頭部MRI検査

脳梗塞や脳腫瘍など頭蓋内病変を診断するために行う検査です。造影剤を使用せず脳の血管を画像化することで、脳動脈瘤や脳血管の狭小化や閉塞の診断を行います。

胸部MRI検査

乳腺、胸部の縦隔腫瘍などの病変を診断するために行うための検査です。
特に乳腺の検査では、乳癌の進行度や広がりを判断するのに非常に有用な検査です。

心臓MRI検査

心臓の動きや心臓の弁の動き、筋肉の状態と病変を診断するための検査です。特に心筋梗塞による梗塞部位の診断や心筋症と呼ばれる心筋の病気に有効な検査となります。心臓は絶えず動いている臓器のため、その動きに合わせて撮影します。そのため、タイミングに合わせ少しずつ撮影しなければなりません。 そのため、1時間程度かかってしまう検査となります。また、心臓は、肺などの臓器に囲まれており、呼吸によって臓器が動くため、息を止めていただく必要があります。息止めの合図は、約20~30秒間程度で何度も繰り返しありますが、息止めにより、きれいな画像が撮影できる為、ご協力をお願いします。

血管MRI検査

造影剤を用いずに頭頚部、体幹部、下肢の血管を撮影する検査です。この検査は腎機能が悪いために造影剤を使用することが出来ない患者様でも検査可能というメリットのある検査となります。また、より詳細な血管の情報を得るために造影剤を使用する場合もあります。

腹部MRI検査

肝臓、胆嚢、膵臓、腎臓、副腎などの病変を診断するために行う検査です。この部位は、呼吸によって臓器が動くため、約20秒間の息止めの合図があります。しっかりした息止めにより、きれいな画像が撮影できる為、ご協力をお願いします。
また、肝臓、胆のう、膵臓の検査において食事制限をもうける場合があります。そのほかの検査には食事制限はありません。食事制限については、主治医の指示に従うようにお願いします。

骨盤部MRI検査

膀胱、前立腺、子宮卵巣などの病変を診断するために行う撮影です。特に骨盤部は、呼吸によって臓器が動くため、検査内容によっては息を止めていただくこともあるため、ご協力をお願いします。
膀胱の検査は、膀胱を膨らませるために尿を溜めて検査をします。そのため、検査前にお水を飲んで頂く場合がありますので30分前に1階画像診断受付にお越しください。

脊髄・脊椎MRI検査

椎間板ヘルニアや圧迫骨折など、脊髄・脊椎にできる病変の診断をするために行う検査です。背中の痛みだけではなく上肢や下肢のしびれの原因を調べるためにも用いられます。

四肢・関節MRI検査

靭帯損傷や骨折など、関節病変の診断をするために行う検査です。また、軟部腫瘤の検査も行われています。

MRI検査の注意事項

体内金属について

1.下記に当てはまる方は当院ではMRI検査ができません。

  • 人工内耳、中耳
  • 磁石式義眼、インプラント
  • 深部脳刺激装置(DBS)
  • 迷走神経刺激装置
  • 埋め込み式除細動器
  • 磁石式人工肛門
  • 体内埋め込み型インスリンポンプ

以上の体内金属が体内に挿入されている方は、当院では検査が出来ません。当てはまる場合はMRI検査の問診時に主治医にお申し出ください。

2.下記に当てはまる方は当院ではMRI検査をできない場合があります。

  • 心臓ペースメーカー
  • 脳動脈瘤クリップ
  • VPシャントバルブ
  • 血管内コイル
  • 磁石式義歯
  • 歯のインプラント
  • ステント
  • 古い年式の人工弁
  • 内視鏡治療によるクリップ
  • 下大静脈フィルター
  • 整形外科の四肢・関節金属
  • 針治療の置き針
  • 金属片などの体内金属

以上の体内金属、磁性体が体内に挿入されている方は、当院では検査ができない場合があります。当てはまる場合はMRI検査の問診時に主治医にお申し出ください。また、体内金属、磁性体が体内に挿入されている場合は、検査可能か不可かの判断のために、手術をされた医療機関に以下の内容の確認をお願いすることがありますのでご了承ください。

当該医療機関への確認事項
  • 手術をされた年月
  • 部位
  • 製品名と製造メーカー
  • 3テスラMRIで検査可能か否か

MRI検査室へ持ち込めないもの

以下の物はMRI検査室内に持ち込むことができません。
  • 金属類(時計、携帯電話、鍵など)
  • 磁気カード(キャッシュカード、クレジットカード、テレホンカードなど)
  • 入れ歯
  • 補聴器
  • 貼り薬(ホッカイロ、エレキバン、ニトロダーム、ニコチネルパッドなど。)
  • カラーコンタクト
  • 化粧品(特にマスカラ・アイシャドウ)

⇒金属を含んでいるものがあり、やけどの原因や画像に歪みが生じる場合があるため、当日のお化粧は控えるようにご協力ください。

その他の注意事項

  • 検査時間に遅れて来院された場合、他の予約患者様もおられるため、お待ちいただく事があります。その他、緊急検査などにより検査順番が前後し、予約時間通りに検査を行えない場合があります。あらかじめご了承ください。
  • MRI検査は動きに弱い検査になります。検査中は、お体を動かさないようにご協力ください。検査部位によっては呼吸の合図により息を止めて頂くこともあります。その都度、担当者の指示に従うようご協力ください。
  • 細い筒状の機械の中に入って検査を受けていただくので閉所恐怖症の方などは検査ができない場合があります。このような方はあらかじめ主治医に申し出てください。
  • 安全のため検査着に更衣していただきます。ご協力をお願いいたします。
  • 女性の方で妊娠中またはその可能性がある方は、検査ができない場合があります。
妊娠初期(器官形成期、妊娠13週まで)は、検査を避けるべきとされています。当てはまる場合は、主治医とご相談ください。

造影剤を使用される方へ

医師の判断により、より詳しく検査を行うために造影剤を使用することがあります。その場合には、検査前もしくは検査中に腕の静脈に点滴用の針を穿刺し、検査の途中で造影剤を使用します。(MRCPという検査の場合は検査前に飲んでいただく経口造影剤があります。)

以下の方は造影剤を使用できない場合があります。事前に医師もしくは検査担当者にお申し出下さい。
  • 喘息の治療中また喘息になったことがある方。
  • 今までに造影剤を使用して気分が悪くなった、痒みが出たことがある方。
  • アレルギー体質を有する方。
  • 腎障害または腎機能が著しく低下している方。
  • 妊娠中、授乳中の方。

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