臨床工学技士とは
臨床工学技士とは、高度化した医療機器(生命維持管理装置等)を医師の指示のもとに、操作・保守管理を行うことを業とする専門医療職種です。医学の知識と工学の知識を併せ持つ資格として1987年に国家資格となりました。病院で使用する医療機器は、目覚ましい進歩・発展に伴い、高度化し尚かつ複雑になってきています。医療機器のスペシャリストとして医師、看護師、各種医療技術者と緊密な連携を図り、安全で質の高い医療の提供に努めています。
職場紹介
当院の臨床工学室は、臨床工学技士の資格を持つ19名(男性:13名 女性:6名)のスタッフで構成されており、高度管理医療機器と密接な関わりがある、血液浄化センター、手術室、病棟/外来、血管造影室、内視鏡室など医師、看護師、その他スタッフと共に業務に従事しています。
資格一覧
臨床工学室員ひとりひとりが自身のスキルアップのために積極的に資格の取得を目指しています。
資格名 | 人数 |
---|---|
呼吸療法認定士 | 9名 |
透析技術認定士 | 6名 |
消化器内視鏡技師 | 1名 |
臨床ME専門認定士 | 2名 |
心血管インターベーション技師 | 3名 |
第1種ME技術者 | 1名 |
第2種ME技術者 | 19名 |
臨床検査技師 | 1名 |
植込み型心臓デバイス認定士 | 1名 |
不整脈治療専門臨床工学技士 | 1名 |
心電図検定 2級 | 2名 |
心電図検定 1級 | 1名 |
CPAP療法士 | 4名 |
認定医療機器管理臨床工学技士 | 1名 |
心・血管カテーテル関連専門臨床工学技士 | 1名 |
スタッフ出身校一覧
出身校(五十音順) |
---|
北里大学 |
北里大学保健衛生専門学院 |
杏林大学 |
静岡医療科学専門学校 |
鈴鹿医療科学大学 |
東海大学 |
東京医薬専門学校 |
東京読売理工福祉専門学校 |
東京工科大学 |
桐蔭横浜大学 |
日本工学院専門学校 |
北海道科学大学 |
教育システム
キャリアラダー
臨床工学室では2013年度より、教育システムとしてキャリアラダーを採用しています。キャリアラダーとは、求められる技術や知識を段階的にレベル分けし、各レベルで到達すべき具体的な目標を設定、客観的な評価をすることで、着実にステップアップできる教育システムです。
ローテーション業務教育
臨床工学室では業務教育マニュアルに基づき、ローテーションにて業務教育を行っています。各分野の教育チェックシートを用い、教育者との振り返りを行いながら、確実な業務習得を目指します。
スタッフ配置
勤務体制としてローテーション制を導入しており、各スタッフがどこの部署でも専門性を追求できるような環境を整えています。医療機器を安全に管理、また使用するためスタッフ間で積極的なコミュニケーションを図り、情報共有を行っています。
また、臨床工学室では宅直体制をとっているため、夜間および休日の緊急時にも対応しています。
臨床工学室では2013年度より、教育システムとしてキャリアラダーを採用しています。キャリアラダーとは、求められる技術や知識を段階的にレベル分けし、各レベルで到達すべき具体的な目標を設定、客観的な評価をすることで、着実にステップアップできる教育システムです。
ローテーション業務教育
臨床工学室では業務教育マニュアルに基づき、ローテーションにて業務教育を行っています。各分野の教育チェックシートを用い、教育者との振り返りを行いながら、確実な業務習得を目指します。
スタッフ配置
勤務体制としてローテーション制を導入しており、各スタッフがどこの部署でも専門性を追求できるような環境を整えています。医療機器を安全に管理、また使用するためスタッフ間で積極的なコミュニケーションを図り、情報共有を行っています。
また、臨床工学室では宅直体制をとっているため、夜間および休日の緊急時にも対応しています。
全ての部署が密接に関わり合っています
学術成績
学会名 | 演題名 | 筆頭演者、共同演者 | 発表年月日 |
---|---|---|---|
第26回日本臨床工学技士会 | 血液浄化センターでのアクションカードを使用するにあたって | 森田 斗南, 石川 大貴 物江 浩樹, 工藤 絢子 | 2016/5/14 |
CVIT2016 | 慢性期病変に対してUltimaster留置1か月後にOCTにより観察した1例 | 杉村 淳 | 2016/7/7 |
CCT2016 | OCTのFlythroughビューで冠動脈内に脱落したステントを捜索した1例 | 杉村 淳 | 2016/10/22 |
第7回関東臨床工学技士会 | 新たな業務に対するCEの動き | 山内 寛二 | 2016/11/6 |
CVIT2017 | Door to Device timeからみる当院の救急医療体制と臨床工学技士の意識 | 杉村 淳 | 2017/7/7 |
CCT2017 | 生分解性ポリマーを有する薬剤溶出型ステント留置後8ヶ月での新生内膜被覆について | 花岡 典代、和田 知沙都 藤田 陽介 | 2017/10/27 |
第33回NPO法人日本脳神経血管内 治療学会学術総会 | 急性期脳血行再建術に対する臨床工学技士(CE)の業務確立までの取り組みについて | 森田 斗南, 儀間 大介 栃原 七緒, 石川 大貴 山内 寛二, 季高 健太 境野 可奈子 | 2017/11/25 |
第28回日本臨床工学技士会 | 脳血管内治療清潔野介助におけるARCSモデルを使用した直感的教育について | 森田 斗南, 栃原 七緒 儀間 大介, 山内 寛二 境野 可奈子, 藤田 陽介 | 2018/5/26 |
第28回日本臨床工学技士会 | 輸液ポンプの外観を重要視した機種選定 | 山内 寛二 | 2018/5/26 |
第63回日本透析医学会学術集会 | シャントトラブル早期発見の取り組み~若手職員の気付き強化を目指して~ | 境野 可奈子、栃原 七緒 藤田 陽介 | 2018/6/29 |
第63回日本透析医学会学術集会 | 災害対応に強いスタッフを目指して~リハビリ室と透析室との連携~ | 工藤 直樹、栃原 七緒 森田 斗南、境野 可奈子 | 2018/6/29 |
CCT2018 | 血管内視鏡及びOCTで観察した留置1ヶ月後のOrsiro | 杉村 淳 | 2018/10/26 |
第34回NPO法人日本脳神経血管内 治療学会学術総会 | 脳血管内領域での清潔野介助業務をはじめるにあたって~将来のMid-Level Providerを見据えて今から考える業務展開~ | 森田 斗南 | 2018/11/23 |
第39回神奈川消化器内視鏡技師研究会 | 内視鏡検査数増加に伴うCE教育方法の検討 | 白倉 佑樹 | 2019/4/21 |
第64回日本透析医学会学術集会 | エコー下穿刺可能スタッフ育成に向けた当院の取り組み | 境野 可奈子 | 2019/6/30 |
第35回日本脳神経血管内治療学会 学術総会 | 脳血管内治療業務に携わる臨床工学技士(CE)のチームビルディング~専門キャリアラダーを含む教育体制について~ | 森田 斗南 | 2019/11/22 |
第35回日本脳神経血管内治療学会 学術総会 | 脳血管内手術における臨床工学技士の業務介入から3年経って | 五弓 七緒 | 2019/11/22 |
CVIT2020 | 不安定プラークを有する冠動脈病変をIVUS、OCTで観察した1例 | 杉村淳 | 2020/2/18 |