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診療科・部門


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人工呼吸器業務

7台の人工呼吸器と4台の搬送用呼吸器があり、これらの導入や保守管理等の業務を行っています。導入時は機器設定や人工呼吸器の動作確認、NIPPVでのマスクフィッティングなどを行い、保守管理では機器の使用中点検や定期点検など行っています。

カンファレンス

人工呼吸器の点検に向かう前に必ず患者さまの状態や、人工呼吸器の設定に関するカンファレンスを行っています。人工呼吸器は大変侵襲度の高い機械であり、患者さまにとって最適な設定を行うことが早期離脱に繋がると言えます。
そのため日々の患者さまの変化をスタッフ内で共有し、人工呼吸器をより患者さまに合った設定にできるように努めています。

使用中点検

患者さまに使用している人工呼吸器の点検を1日1回行っています。
グラフィックや測定値から患者さまの状態を把握し、患者さまの状態に合った設定を医師へ提案し、
適切な呼吸ケアが行えるようにサポートしています。

喀痰吸引業務

人工呼吸器を装着した際の問題の1つに「痰」があります。
人工呼吸器を使用するため挿管されると痰や分泌物が多く生成されますが、患者さまはご自身で喀出できる状態ではありません。
しかしそのまま放置してしまうと挿管チューブ内の閉塞や、誤嚥したことで肺炎を起こすなどのリスクが高まります。
そのため私たちは人工呼吸器の点検に訪れた際、機械だけではなく患者さまの状態も確認し喀痰の貯留を認めた際はそれらを吸引することで、リスクの低減に寄与しています。また、喀痰の性状や吸引量も確認することで人工呼吸器の設定や回路の変更を医師に提言しています。

定期点検

年数毎の部品交換を行い、機器の故障を防ぎ安全に使用できるように努めています。他にも流量計や校正器等を用いて、機器の性能が保たれているか等の点検を行っています。

RST活動

2012年度よりRST(呼吸ケアサポートチーム)が発足しました。メンバーは医師、看護師、臨床工学技士、理学療法士、薬剤師、管理栄養士、事務職員で構成され、週に一度ラウンド、ミーティングを行っています。現在は3学会合同呼吸療法認定士の資格を持つCEが増えたため、より積極的にRSTへの介入が出来ています。

HFNCの導入

HFNC:High Flow Nasal Cannula は最大60L/分の高流量で高濃度の酸素を鼻から流す治療です。従来の治療法と比べ侵襲度が低く、患者さまの負担も軽減されています。
当院ではHFNCができる呼吸器を2016年度に導入して以来、脳外を中心にどんどん件数を増やしています。
また、HFNC専用の機器も導入しましたので、今後の導入も増えていく見込みです。

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