救急・総合診療科

 当科では「地域医療とは・・・」聖隷の基本理念である「隣人愛」に基づき地域に必要とされる存在になるべく医療を実践することと考え、外科系・内科系を問わず、急性期・慢性期を問わず、初期治療から継続して通院・入院治療を行っています。
 具体的には、通常外来では高血圧症・脂質異常症（高コレステロール血症）、糖尿病などの慢性疾患や消化器癌の抗がん剤治療を、感染症外来では肺炎、尿路感染症、急性胃腸炎、新型コロナウイルス感染症など急性期疾患を、救急外来では内科系救急のみならず外傷・熱傷を始めとする外科疾患にも対応しております。入院治療では、当科に入院された方だけでなく他科に入院された方で処置（下記）が必要になった場合にも対応しております。また院外では地域の企業の産業医として産業保健活動も行っております。

■診療実績
 新規入院患者数（2023年10月医師3人体制以降）
  2023年
   ◇10月-31名  
   ◇11月-48名     
   ◇12月-35名 
  2024年
   ◇1月-44名 
   ◇2月-39名
   ◇3月-45名
 患者平均年齢：82歳
 患者疾患上位：肺炎、COVID-19、尿路感染症、心不全、脳梗塞
 

■実施処置例（総合診療専門医研修関連）
 気管挿管・人工呼吸器管理、気管切開、中心静脈カテーテル留置（PICC含む）・ポートカテーテル皮下埋込手術、腰椎穿刺・髄液検査、胸腔穿刺・ドレナージ、超音波下ガイド下肝膿瘍穿刺、経皮経肝胆嚢ドレナージ、CTガイド下腸腰筋膿瘍穿刺、イレウス管留置（透視下・内視鏡下）、内視鏡的胃婁造設（腹腔鏡補助下を含む）・腸瘻造設術（PEG-J）、内視鏡下異物（魚骨・食物・義歯）除去、嚥下内視鏡、透視下尿道バルンカテーテル留置（ガイドワイヤー法）、肘・膝関節穿刺、肩関節・指節関節脱臼整復、褥瘡処置（デブリードマン、局所陰圧閉鎖療法）など

※当院は社会医療法人愛仁会 明石医療センターと連携した「神戸・明石・総合診療専門医養成プログラム」、神戸掖済会病院と連携した「神戸掖済会病院総合診療専門研修プログラム」に参加しており、総合診療領域専門研修専攻医の医師と診療にあたっています。さらに今後は神戸百年記念病院と聖隷浜松病院のプログラムとの連携を予定しています。

■原田 英樹 医師（副院長 兼 医療安全・感染管理部長 兼 患者支援センター長 兼 感染管理室長）
 
 ＜認定・専門医＞
  ・京都大学医学博士
  ・日本外科学会認定医・専門医・指導医
  ・日本消化器外科学会認定医・専門医・指導医・消化器がん治療認定医
  ・日本がん治療認定医機構がん治療認定医
  ・検診マンモグラフィー読影認定医
  ・日本医師会認定産業医
  ・JATEC（外傷初期診療研修）インストラクター
  ・ICD制度協議会認定インフェクションコントロールドクター
  ・DICT（災害時感染制御チーム）アクティブメンバー
  ・医療安全管理者養成研修修了
  ・臨床研修指導医講習会修了
  ・総合診療専門医特任指導医講習会修了
  ・緩和ケア講習会修了
  ・日本臨床栄養代謝学会TNT研修会修了
  ・日本食道学会食道科認定医（2023年12月まで）

■武本 知之 医師（主任医長）

 ＜認定・専門医＞
  ・日本内科学会認定医
  ・日本循環器学会循環器専門医
  ・日本内科学会総合内科専門医
  ・臨床研修指導医講習会修了

■大橋 範之医師（主任医長）

 ＜認定・専門医＞
  ・千葉大学医学博士
  ・日本内科学会認定医
  ・日本循環器学会循環器専門医
  ・日本東洋医学会漢方専門医
  ・ACLS EP プロバイダー
  ・日本医師会認定産業医

■稲田 有作 医師（専攻医）
  ・緩和ケア講習会修了
  ・嚥下機能評価研修会修了

★★医師募集★★
当科では総合診療専門医プログラムを修了し、高齢化時代における地域包括ケアシステムの構築に協力していただける医師を募集しております。聖隷福祉事業団は淡路島において医療・保健・福祉・介護事業を展開しており、今後も各事業のさらなる連携強化を考えております。

当院の採用に興味をお持ちの方は下記の「常勤医師募集」ページより、電話・FAX・メールにてお問い合わせ下さい。
宜しくお願いします。

常勤医師募集