阪神淡路大震災 30年への想い

阪神淡路大震災 30年への想い

阪神淡路大震災 30年への想い

先月になりますが、1月17日(金)はあの「阪神淡路大震災」から30年目となる日でした。平成7年1月17日(金)午前5時46分 淡路島北部を震源地とする都市直下型地震、宝塚市は震度7、死者119名・負傷者2,201名でした。

ゆずり葉緑地の「鎮魂之碑」「追悼の碑」

宝塚エデンの園へ行く途中にある(エデンに行くバスの2つ前バス停降りてすぐ)「ゆずり葉緑地」には甲山・六甲山・長尾連山に囲まれ全市内を見渡せる公園があります。ここに平成9年4月から「鎮魂之碑」を、令和2年(震災から25年)には「追悼の碑」が設置されています。

宝塚犠牲者追悼献花・記帳

毎年こちらの場所で宝塚市より「宝塚犠牲者追悼献花・記帳」をおこなっていますが、30年となる今年は宝塚エデンの園・宝塚栄光園合同で温かい豚汁と焼き芋をふるまいました。有事の際への炊き出し訓練も兼ねて、事前に打ち合わせを重ね、試作も行い準備を行いました。当日はとても寒い気候でしたが、194名の方が献花にお越しになられたそうです。エデンからもご入居者の方が献花にいらっしゃいました。

宝塚犠牲者追悼献花・記帳

宝塚エデンの園・宝塚栄光園合同で温かい豚汁と焼き芋のふるまい

寒さ凍える中で食べる豚汁、持っているだけでカイロのように温かい焼き芋は、献花に訪れた皆様に大変喜んでいただきました。「体の中から温まります」「朝早くから準備してくれたんですか?ありがとう」「エデンさんがしてくれているんですね。昔から知っています」と多くの感謝のお言葉をいただきました。

宝塚エデンの園・宝塚栄光園合同で温かい豚汁と焼き芋のふるまい

それぞれの30年

ふるまいをする中で震災に関わる色々なお話を伺うことができました。
「毎朝ここの公園でお祈りをして、エデンまで散策してまた戻ってラジオ体操することが日課になっています」「当時は家は大丈夫でしたが、職場が全壊して大変でした」「仕事で避難所の担当をしたことがあります。本当に大変でした」「家族が我が家に避難していました」「京都にいましたが意外と揺れていました」などお1人お1人その時の状況をお話いただき、共感し合うことができました。

「震災当時はこうして炊き出しがありましたよね。本当に助かった思い出があります」とお話しながら食べる豚汁は、その頃に戻ったような感覚でした。大変な状況下の中で、皆で助け合って支え合った日々…そうして今があるということ。そしてその時に感じた人同士の繋がりを、改めてふるまいをする中で感じたひとときとなりました。

それぞれの30年

後日、宝塚市長からのお礼ご来園

後日、宝塚市長がお礼のため来園してくださいました。
「大変ありがたかった。今後もよろしくお願いします。」とお言葉をいただきました。

後日、宝塚市長からのお礼ご来園