「思い出香」世界へ
「思い出香」世界へ
田丸雅智氏による、エデンの園をモチーフにした書き下ろし作品 「思い出香」が、
在ミャンマー日本大使館、国際交流基金ヤンゴン日本文化センター及びミャンマー元日本留学生協会(MAJA)共催の、日本文学翻訳コンテスト(初級部門)の教材に使用されました。
※過去の作品:2020年度「ごんぎつね」、2021年度「蜘蛛の糸」、2022年度「走れメロス」、2023年度「手袋を買いに」
■思い出香
https://www.seirei.or.jp/eden/blog/detail.php?f_nmryak=matsuyama&page_id=1504
■田丸雅智氏(ショートショート作家)
https://masatomotamaru.com/
第20回日本文学翻訳コンテスト 表彰式
在ミャンマー日本国大使館は、5月29日、国際交流基金ヤンゴン日本文化センター及びミャンマー元日本留学生協会(MAJA)とともに、「第20回日本文学翻訳コンテスト」の表彰式を開催しました。(ヤンゴン日本人会、ミャンマー日本商工会議所(JCCM)協賛)
多くの参加者の中から、審査員による厳正な審査を経て6名の方が入賞者されました。入賞者には、表彰式において表彰状と副賞、ヤンゴンと姉妹都市の福岡市による福岡市賞が授与されました。
https://www.mm.emb-japan.go.jp/itpr_ja/20250603Translation.html
※在ミャンマー日本大使館のホームページより抜粋
選定理由
「思い出香」、元気なうちに自分から老人ホーム施設に入った母親とその子供の物語ですが、施設に入る側とそれを送り出す側、それぞれの想いや気遣い、不安や罪悪感といったものが短い文章の中に絶妙にちりばめられていて、様々な思い出が最後はお香の灰とともに天に舞い上がっていくというドラマチックなエンディングになっているところがとても感動的な作品でした。
現在ミャンマーでは、特定技能制度を利用して日本の介護施設で働くことを希望している日本語学習者が急増しており、本作品はそうした日本語学習者にとって、単に作品の翻訳だけでなく、介護施設を利用する家族の心情の一端も理解できる側面もあるということで選定されました。
■思い出香
https://www.seirei.or.jp/eden/blog/detail.php?f_nmryak=matsuyama&page_id=1504