UKEblog(No.46):エデンの園をみんなに
UKEblog(No.46):エデンの園をみんなに
毎年この時季になると、鼻のグズグズとともに1年に一度のお楽しみ“桜”に魅了される。しみじみと幸せを感じられる、つかの間のひと時である。
『世の中にたえてさくらのなかりせば 春の心はのどけからまし』
(古今和歌集・在原業平)
「この世にまったく桜の花がなかったなら、春を過ごす人の心はどんなにのどかであることでしょう。」という意味だが、桜が人の感情を揺さぶる偉大な存在であることに強く共感する。
かのアリストテレスは、人間存在の究極の目的は幸福であると言ったように、「人は幸せになるために生まれてくる」と常々思っている。人それぞれ価値観は違い、それぞれの幸福の形があるが、本質的かつ根源的な意味では変わらないものもあると思う。
「幸福な人生に最も必要なことは、いい人間関係だ。」アメリカハーバード大学で1938年から約85年間にわたり追跡調査をしてきた調査結果である。「幸せな人と不幸せな人の最大の違いは、その人が魅力的かではなく人生でどれくらいいいことが起きたかでもない。人とどのくらいつながれたかである。」アメリカメリーランド大学教授・心理学者のマリサ・フランコ氏の著書で、ある研究結果として示している。
時代は2026年、昭和で101年。AI(人工知能)をはじめとした情報テクノロジーが爆発的な進歩を遂げ、昭和の時代には遠い未来の話だと思っていたドラえもんの世界が今まさに目の前に迫っている。2045年に起こるとされているシンギュラリティ(技術的特異点(AIが人類の知能を超える))もあと19年を待たずしてやってくるのではとも思う。
私たちの生活は益々便利で快適になるだろう。しかしその先にある目的(人の幸福)を見失ってはいけない。一度立ち止まって原点回帰をしてみよう。長谷川保は、半世紀以上前に、美しい自然のなかで人と人とのつながりが豊かな生活をもたらすことを確信していたのだから。
UKEblog〔宝塚エデンの園〕園長ブログは、本稿をもって終了させていただきます。
宝塚エデンの園の46年の歴史と同じ№46で締めくくることができました。
これまでブログを読んでいただいた皆さまには深く感謝申し上げます。
ありがとうございました。


