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令和2年度浜松市医療奨励賞を受賞

更新日:2021年1月22日

この度、当院、呼吸器外科 (代表:中村 徹部長)が「非触知肺結節に対する移動式 CT 及びナビゲーションシステムを用いたマーキング法の開発」の研究を行い、令和2年度浜松市医療奨励賞を受賞しました。


【研究概要】
検診の普及に伴ってレントゲンでは確認できない早期肺がんの発見が増えています。これらは手術で根治が期待できる一方で、手術前にCTを用いて切除部位を確認する必要があるなど手技的な問題点を含んでいました。確認の方法は病院によってさまざまですが、当科では移動式CTとナビゲーションシステムを連動させた手技を導入しました。撮影した3D-CT画像を用いたバーチャル透視で病変の位置を特定し、適宜これを確認修正しながら病変を切除するものです。この導入によって従来法に比べて安全性と精度を改善することが出来ました。

【中村部長のコメント】
この手技では呼吸管理のために麻酔科医師との共同作業が重要です。また精密な医療機器を連動しての作業が必要となるため、機材のセッティングから術中の運用全般において臨床工学技士の協力がなくては成立しません。よって今回の受賞は当科だけでなく、聖隷浜松病院手術室の総合力の賜であると自負しております。ご自分の病気への適応などご不明な点については、かかりつけ医の先生を通じて当科外来までお問い合わせください。