グローバルナビゲーションへ

本文へ

フッターへ

  1. 聖隷浜松病院トップ
  2.  >  病院ブログ
  3.  >  トルコ・シリア地震 国際緊急援助隊・医療チームとして派遣された肝胆膵外科 伊良部 真一郎医師が帰国

トルコ・シリア地震 国際緊急援助隊・医療チームとして派遣された肝胆膵外科 伊良部 真一郎医師が帰国


2023年3月16日

画像提供:JICA

2月6日(月) トルコ共和国南東部で発生した地震とその余震により、ビルが倒壊し、多数の犠牲者を含む大きな被害が出ています。
当院肝胆膵外科 伊良部 真一郎医師は、2月23日(木)から3月9日(木)までの約2週間、日本政府の国際緊急援助隊・医療チームの一員として被災地へ派遣され、診療活動を終えて帰国しました。
また、帰国後の3月14日(火)、当院にて現地での活動などを報告しました。

画像提供:JICA

【伊良部医師のコメント】
2月6日(月)にトルコ共和国で発生した地震により、現地では多数の建物が倒壊し5万人を超える死者と12万人以上の負傷者がでるなど痛ましい被害となっています。犠牲となった方々のご冥福をお祈り申し上げます。被災者支援のために日本国政府はトルコ共和国への国際緊急援助隊医療チームの派遣を決定し、私は派遣第二次隊のメンバーに選抜され現地での医療支援に従事してきました。国際緊急援助隊の診療サイトには、震災による外傷だけでなく、避難生活による感染症の拡大や既往疾患の増悪など、多様な医療ニーズを抱えた多数の患者が来院されました。現地の方々は自分たちが被災者であるにもかかわらず、通訳や炊き出しなど献身的に協力してくださり、診療が終わった患者さんも「わざわざ日本から助けに来てくれてありがとう」と心から感謝してくれたことが印象的でした。日本ならではの被災者に寄り添った心のこもった細やかな医療の提供をすることで、日本とトルコの友好関係を更に深める力にもなれたと思います。
聖隷福祉事業団の理念である隣人愛に基づきひとりひとりの命と尊厳を守るために、日本国を代表して災害医療支援に関わり国際協力の一助になれたことを誇りに思います。派遣にあたりご支援・ご協力を賜りました皆さまに心より御礼申し上げます。

PAGETOP