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大規模災害に備え 「地震・火災・トリアージ訓練」を実施


2024年1月4日
12月23日(土)大規模災害に備えた「地震・火災・トリアージ訓練」を実施しました。
「近く発生が予想されている南海トラフ地震に対応できるようにする。」という目的のもと、防災委員会の主催で実施。

大規模災害訓練は、コロナ禍により中止や規模の縮小が続いておりましたが、2020年に開催されて以来4年ぶりの規模を戻しての訓練となり、医師や看護師、医療技術職や事務職など、全部署から230人が参加しました。

災害対策本部:被害状況の情報収集を行う様子

訓練は、大きな揺れが発生し水道・電気・ガスなどのライフラインが寸断、火災も発生し、多数の傷病者も発生しているという想定のもと、実施。
災害対策本部の立ち上げやトリアージ※1エリアの設置、傷病者の搬送対応までの一連の動きを、医師らが慎重に確認しました。

災害対策本部には、院内の会議室へ各部署の防災担当者が参集され、通信や診療などの各分野のグループが連携して、被害状況の情報収集と院内外への情報発信訓練を行いました。

トリアージエリア:模擬患者役の職員へ救護を行う様子

トリアージエリアでは、リーダーが中心となり、緊急度と重症度の判断や救命処置を行ったほか、模擬患者役の職員らは、各々の傷病状態にあわせた処置や搬送訓練を体験しました。

約3時間の訓練を終え、今回アドバイザーとしてお越しいただいた、浜松医科大学 高橋 善明助教は「災害対策本部・トリアージエリア双方において、役割分担がしっかりなされており、スムーズな動き出しができていた。」と講評しました。
訓練中にご入院・ご来院されていた皆さん、ご理解・ご協力いただきありがとうございました。
今後も、大規模災害の発生に備えた実践的な訓練に取り組み、災害対応能力の強化に努めてまいります。


※1 トリアージ・・・「選別」を意味するフランス語に由来する。限られた人的・物的資源のなかで最大多数の傷病者に最善を尽くすために、緊急度・重症度及び予後を考慮して傷病者に優先順位をつけること。傷病者には、最優先治療群(赤:重症群)・待機的治療群(黄:中等症群)・保留群(緑:軽症群)・死亡群(黒)の4段階の分類に従ってトリアージタッグが付けられ、必要な処置・治療・搬送が行われる。

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