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能登半島地震 聖隷DMAT、帰還(第1次隊・第3次隊)


2024年1月19日
能登半島地震において、静岡県からの要請を受けて派遣されていた聖隷浜松病院 災害派遣医療チーム(DMAT)が、活動を終えて病院に帰還しました。

聖隷DMAT第1次隊

聖隷DMAT第1次隊:1月2日(火)~1月5日(金)
医師:外科 2名
看護師:看護部 1名 
業務調整員:臨床検査部1名、薬剤部1名、事務部 1名

聖隷DMAT第3次隊

聖隷DMAT第3次隊:1月8日(月)~1月14日(日)
医師:外科 2名
看護師:看護部 1名 
業務調整員:臨床工学室1名、事務部 1名

コメント

三方原病院ドクターヘリまでの患者搬送

【聖隷DMAT第1次隊】肝胆膵外科 部長 山本 博崇医師
私たちは聖隷DMAT第1次隊として、発災翌日に現地入りしました。当時はまだ被害の全貌が把握しきれておらず、現地で家屋の倒壊や道路の損壊など被害の実際を初めて目の当たりにし、恐怖感を覚えました。能登半島全域で断水によりトイレ・シャワー・水道が使用できず、道路の損壊により食糧も届かない状態が続き、被災地はまさに極限の状態でした。私たちは数日で聖隷三方原DMAT隊(聖隷第2次隊)に引き継いで撤収となりましたが、被災者の方々はこれから先も現地の現状と向き合わなければいけません。少しでも我々DMATの活動が能登の人々の助けになればと、切に願うばかりです。
最後になりましたが、被災地の一日も早い復旧と、被災された方々が日常生活に戻れるよう、心よりお祈りしております。

珠洲市総合病院 支援指揮所

【聖隷DMAT第3次隊】肝胆膵外科 主任医長 伊良部 真一郎医師
今回の地震で甚大な被害を受けた珠洲市の拠点病院である珠洲市総合病院の支援指揮所本部長として活動しました。防ぎ得た災害死を最小限に留めるために、次々にやってくる傷病者の診療を支援し、ドクターヘリや自衛隊機、DMATカーを駆使して被災地外への搬送を行うだけでなく、絶望的なまでに不足した食糧や救援物資を届けるための支援経路の確立などを行うことで、自らも被災し厳しい状況の中でも被災地の医療を守るために奮闘する現地医療スタッフを支えることを心がけました。このような大規模災害での活動は、第一線に立つDMATだけでは十分な役割を果たすことはできず、後方支援やロジスティックなど病院としての総合力が重要です。聖隷浜松病院、そして聖隷福祉事業団の総力を挙げた支援活動が、わずかでも被災地で苦しむ人々の助けになれたなら幸いです。

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