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救急科・救命救急センター


モットーは「依頼有る患者はすべて受け入れる」


救命救急センター長・救急科部長:渥美 生弘

救急科では、救急専従医14名と初期臨床研修医数名が患者さんの初期診療にあたり、患者さんの状態に応じた各専門診療科への振り分けを行っています。多発外傷・熱傷・重症感染症・中毒などの重症な患者さんは救急科が主科となり、呼吸循環管理をはじめとする集中治療を行います。同時に、救命救急センターとして、24時間体制で高度な救急医療を提供する役割(使命)を担い診療を行っています。
2020年度の実績は、救急受診患者数15,575名、救急入院患者数5,746名、緊急車両搬入台数は6,106台でした。
トリアージシステムを導入して的確な救急診療に努めていますが、より重症で緊急度の高い方の診療を優先しますので、状況によりお待ちいただく場合もあります。ご理解ご協力の程よろしくお願いいたします。

特色ある診療

救命救急センター

救命救急センターとは、すべての重篤な救急患者さんに対し高度な救急医療を24時間体制で提供する部門です。2010年5月に指定を受け、浜松市の救急医療における最後の砦としての役割を担うようになりました。
救急医療を求めるあらゆる患者さんに対応できるように、全診療科の医師、看護師、臨床工学技士、理学療法士、薬剤師等の専門スタッフが総力をあげて患者さんの治療にあたります。総合周産期母子医療センターが併設する救命救急センターとして、母体及び小児救急医療にも力を入れています。
救命救急センターは、救急外来(ER)、血管造影室が隣接したICU 12床、救命救急病棟 18床から構成されています。またC棟屋上にあるヘリポートに直結しており、ドクターヘリで搬送された、1分1秒を争う患者さんにも迅速な対応が可能です。
医療の提供に加えて、当センターでは消防署からの依頼により救急救命士等に対する教育指導にも積極的に取り組んでいます。

ER

ERとはEmergency Room救急外来の略です。
当院のERには64列のヘリカルCT、レントゲン撮影室が整い、専用のエレベータで上階の手術室・血管撮影室・ICU・総合周産期母子センターに接続しています。
小児から高齢者まで、軽症から重症まで、内科疾患から外傷まで、あらゆる救急患者さんの診療を行っています。初期対応時に専門科の医師による治療が必要と判断した場合は、速やかに各科に引き継ぎ治療を継続いたします。ERで治療可能な方には、当日必要な処置や投薬などを行い、その後の通院治療などにつなげていきます。
また、ERでは限られた人員、検査、時間で診断を行い治療・方針決定を行っています。細心の注意を配り診療を行っておりますが、一般外来に比べ正確な診断にたどり着かない可能性は高くなります。それを補うために、後日改めて診察させていただく再診外来を行っています。また、ERで縫合などの処置を行った傷も、再診外来で治療を継続しています。

トリアージシステム

「トリアージ」の語源は、「選別」を意味するフランス語に由来します。トリアージとは、限られた人的・物的資源のなかで最大多数の傷病者に最善を尽くすために、緊急度、重症度及び予後を考慮して傷病者に優先順位をつけることです。限られた医療資源のなかで1人でも多くの命を救うことを目標としています。当院では、災害時のみならず日常の救急外来診療においても緊急度判定支援システム「JTAS(Japan Triage and Acuity Scale)」に基づきトリアージを行い、緊急対応が必要な患者さんにタイムリーな治療を提供できるよう努めています。

ICU

ICUとはIntensive Care Unit 集中治療室の略称です。ICUには多発外傷・熱傷・重症感染症・中毒などで救急搬送された重症の患者さん以外にも、大手術後の患者さんや急変した入院患者さんなどが入院されています。
当院のICUでは集中治療の専門家(集中治療専門医)である救急科医師が全身の臓器を横断する視点で、個々の患者さんの社会背景や人生観まで加味した濃密な診療を行い、世界標準の医学的知識や技術を駆使して治療にあたっています。

RRS

病院内で患者さんの急変が起こった場合は専任のスタッフと共に救急科医師が現場に駆けつけ、迅速な対応を行うRRS(Rapid Response System)の活動を担っています。

主な設備

救命救急センターの屋上にヘリポートを設置しており、広域からの重症患者搬送に対応しています。救急外来の初療室には複数台の超音波検査機と64列のヘリカルCTを設置しており、重症患者さんに迅速な画像検査を行い診断につなげています。また、血管造影室や手術室とは重症患者搬送専用のエレベータでつながっており、脳血管疾患、心血管疾患、重症外傷などでは速やかに血管内治療や外科手術を開始できます。緊急度の高い状況では初療室での外科手術も行える設備があります。

お願い

救急科・救命救急センターは、常時複数の臨床研修医が在籍し診療に携わっています。また、病院実習中の医療系学生や救命救急士などが診療に同席させていただくことがあります。上級医師の指導・監督のもと、診療の質を十分に担保した上でこれらの活動を行っておりますので、何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

学会認定

  • 日本専門医機構・日本救急医学会聖隷浜松病院救急科専門研修プログラム認定
  • 日本集中治療医学会専門医研修施設

医師紹介/実績紹介

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