理事長メッセージ
ともに、生きる、今。
2040年には、1.5人の現役世代が1人の高齢者を支える人口推移が予測されています。日本は少子高齢化が最も急速に進む国の1つであり、医療と介護の需要が増加する中、世帯ごとに多くの種類の支援が必要となります。医療、介護、在宅、就労支援、保育などのサービスが密接に連携し、多角的な支援が不可欠です。私たちは利用者や地域のニーズを追求し、常に新しいことに挑戦してきました。2030年に迎える100周年に向けて、これまで築いてきた進取の精神と聖隷福祉事業団の理念を次世代に継承し、総合的かつ質の高いサービスの提供に努めてまいります。
私は、外国人材を含む多様なバックグラウンドを持つ医療福祉分野のプロフェッショナルが協力し合い、互いの経験や視点を尊重しながら、幅広い経験を積み、成長できる場を提供したいと考えています。聖隷福祉事業団は、丁寧な指導や専門的な研修を通じて、ジェネラリストやスペシャリストとしてのキャリアを構築し、充実した福利厚生でライフステージが変化しても働き続けられる環境を提供していきます。
また、社会福祉法人は、公益性の高い事業を担っているため、経営の安定と高い透明性が求められています。ガバナンス体制や財務基盤の強化など、将来にわたって発展継続する体制を確立します。同時に、ICT、AIなどの技術を活用し、医療福祉分野での生産性向上を追求します。さらに、国際的に共通する価値観である、持続可能な社会の実現を目指すSDGsや脱炭素社会の実現にも取り組んでまいります。
私たちはサービス、人材、経営の3つの質を高めるとともに、社会に対して責任ある組織として、だれもが安心して住み続けられる地域共生社会の実現を積極的に推進してまいります。
社会福祉法人 聖隷福祉事業団
理事長 青木善治
理事長 青木善治