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サステナビリティ

第9次隊


聖隷福祉事業団ではNPO法人静岡県ボランティア協会を通じ、2016年9月21日~24日の4日間、熊本地震災害被災地の避難所に「熊本地震災害ボランティア」第9次隊として職員2名を派遣いたしました。被災地での活動を終えた職員が、被災地の現在の状況や活動内容を報告いたします。

派遣概要

■派遣職員
(右)聖隷厚生園ナルド工房 森 康人(介護福祉士・保育士・幼稚園教諭二種等)
(左)浜北愛光園 藤田真実(介護福祉士)

■派遣期間
2016年9月21日~24日

被災地の様子

地域サロンの皆様も被災で大変な中、ボランティアのために昼食を作ってくださいました。おにぎり、とてもおいしかったです。

震災後に作られたゴミ集積場。朝9時には20台以上のトラックが並んでいました。復興の始まりを感じました。

現在の熊本城(加藤神社から)

崩落した熊本城周囲の石垣

支援活動を終えて

藤田真実

地震発生から6カ月が経過しようとしています。現在の熊本の様子を知る機会がなかった私は、復興が始まったばかりの町を目の当たりにし胸が苦しくなりました。活動中、皆さまが苦しいことや辛いことを打ち明けてくださった後、必ず前向きな言葉と笑顔を見せてくれたことに、すごく勇気付けられました。

「少しでも元気を届けたい」という気持ちで熊本へ向かいましたが、逆に元気をいただくことの方が多くありました。私がみた熊本を少しでも皆に伝えていきたいです。

外にテントを張り足湯を行った地区も。たくさんのお話を聞くことができました。

仮設住宅に併設された公民館にて足湯の後に静岡のお茶を出しました。

森 康人

震災からおよそ半年、私は第9次隊としてボランティアに参加しました。活動拠点は10カ所ある仮設住宅4カ所にて「足湯・お茶っこサロン」の活動を行い、訪れた被災者の声に耳を傾けました。また、地震で大きな被害があった地域、全壊半壊住宅、避難生活をしている体育館、約50㎝以上地盤が下がった場所等を見ることができました。活動を終えてから熊本城の被害様子を見に行く機会もあり、現地に行かないとわからない、報道で伝えられていないことを知ることができました。

亀裂の入った建造物、下がった地盤約30㎝

足湯とマッサージの様子

被災者の皆さんがとても元気で驚きました。半壊した自宅や仮設住宅で生活を送る被災者のなかには「自宅の横にある倉庫で寝ている」「娘が出産を終えたばかりで家の片付けが全くできない」といった方もいらっしゃいました。しかし、そういった話を今は笑いに変え、ボランティア参加者と一緒に食事したり歌を歌ったりと楽しい時間を過ごされていました。また、私たち参加者も皆さんのおかげで楽しくボランティア活動を行うことができました。
くよくよしない前向きな被災者が多く、嘉島町社協のスローガンである「ゆっくりいかんね嘉島町」が体感することができました。
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