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~神さまのおなかの中で~

4月の入園から1ヶ月が経ちました。今まで別の園で生活していた子も、初めて集団生活にはいった子も、ここのこども園めぐみでの生活は初めてです。職員も新規採用職員、経験者の中途採用職員、同法人からの異動職員とこれまたこども園めぐみでの生活は始めてとあって、準備万端とはいかないまでもそれまでに準備をしても慌しい中でのスタートだったように思います。子どもたちも他園で経験しているからといってすぐ新しい園に慣れるとは限りません。ここが安心して生活できる場所であることを知ってもらうにはやはり時間が必要だったようです。1週間、2週間と過ごすうちに朝の泣き声は次第に小さくなりました。個人差もありますが少しずつではありますが、確実に園には慣れてきている子どもたちです。保護者の皆さまにもそうした園の状態をご理解いただき、感謝申し上げます。
4月はイースター(復活祭)というキリスト教行事がありました。
この日は「春分の日より迎える満月から最初の日曜日」となっていますので毎年その日が変わります。キリスト教ではイエスキリストが十字架にかけられ死に葬られ3日目に復活したことをお祝いする日となっています。
キリスト教ではクリスマスと同じくらいに大きな祝日となっています。園では今年は入園後の4月16日でしたので翌17日月曜日にイースター礼拝と午後にはたまご探し(Egghunting)を行いました。
この復活際はイエスキリストの復活とは別に「春の訪れと冬に枯れていた生命の復活を祝う」との意味合いもあるようです。
「死んだものが復活(生き返る)することは、ありえないこと」。それを子どもたちにどのように伝えるのか、私は事柄を説明してもなかなか子どもたちには分かりにくいと思い、『今、皆さんは神さまのおなかの中にいるのです。神さまのおなかの中はとても大きいのです。海もお空もお山も動物やお花もみんな神さまのおなかの中にあります。神さまはおなかの中にいるすべてのものはとても大切にされ守られているのです。そう皆さんも生まれる前はお母さんのおなかの中で、生まれるまでお母さんにとても大切にされ、守られていたように。おなかの中にいる時は、お母さんのお顔を見ることができませんね。でも生まれてきた時は、お母さんのお顔を見ながらお母さんのおっぱいをきっと皆さんは飲んだと思います。
イエス様も、十字架にかけられて死んでしまったけれど、それは神さまのおなかの中から生まれたことなのです。そして神さまに会えることになったのです。それがイースター・復活祭といって皆でお祝いします』と近年は話すようにしています。
生きている間は、神さまのおなかの中で、誰もが神さまから大切にされ、守られていること。私たちが死ぬことは神さまのおなかから生まれることである。みんな神さまから大切にされているということを、イースターを通して伝えられたらと思います。