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ホーム  > 園長コラム  > 「イエスキリストの誕生を信じますか?」

「イエスキリストの誕生を信じますか?」

12月になり、巷ではクリスマスの飾りつけがされ、クリスマスソングがどこでも聞かれるようになりました。クリスマスを迎える準備をこども達と進めていく中で、今年もクリスマスをお祝いできることを嬉しく思います。
日本ではクリスマスは、クリスマスツリーを飾り、クリスマスケーキを食べて、クリスマスプレゼントをもらうのが一般的のようです。クリスマスにちなんだ飾りつけや電飾(イルミネーション)も毎年、地域の中でも目を見張るようなものが登場し、私たちの目を楽しませてくれるようになりました。
そしてクリスマスが終わると、大晦日には寺院の除夜の鐘を聞き、“108つ”の煩悩を追い払い、年が明けると「家内安全」「無病息災」「商売繁盛」などを神社に祈願するのが日本人の年末年始の過ごし方のように思われます。
仏教、神教は日本人には馴染みがあり、それなりに生活の中にも意識、無意識に関わらず入ってきていますが、キリスト教はと言えば、どうでしょう。教会の神父様から依然、伺ったお話ですが「教会でクリスマスの飾りつけをしているのを見た通りがかりの人から教会でもクリスマスをするのですね』と問われた」と聞いたことがあります。
今ではそのように問われることはないでしょうが、日本のクリスマスは商業ベースに流されてキリスト教とは余り関係のないところでクリスマスがお祝いされているように思います。
クリスマスは「イエスキリスト」の誕生をお祝いするものでChrist(キリスト)・Mas(ミサ・礼拝)=Christmas(クリスマス)です。
12月25日がその日とされていますが、実際にその日が、イエスキリストが生まれたとは聖書にも書かれていません。 長い歴史の中でそのようになっていったようです。
では、キリスト教とはどんな宗教でしょうか。 イエスキリストとはどんな人だったのでしょうか?
聖書を読めば「そんなことはありえない!」と思われるようなことが多く書かれています。イエスキリストの誕生もそうです。
マリアは天使から「あなたは男の子を生む。その子は神の子」だと言われます。マリアは戸惑いながらもそれを信じ、イエスキリストを生み、イエスキリストの母となります。信じられないことですが、そのようにしてイエスキリストが誕生します。
科学的にも立証されないことは、やはり信じ難いですか? では『科学的に立証されているのであれば『‘信じる’必要はない』ともいえるのではないでしょうか。私たちの生活の中で、科学的に実証されていることよりも、まだまだ実証されていないことの方が多いのではないでしょうか?科学的に実証される、されないに関係なく私たちは‘信じる’心をどこかに持っていたいものです。
子ども達は今、クリスマスを迎える準備の中で「クリスマスは、イエス様の誕生日」と、何の疑いもなく信じています。そのことは科学的に立証されようが、されまいが私は子どもたちには『神さまは私たちのことを愛して下さった。イエス様の誕生は神さまからの私たちへの贈り物である』ことを、信じ続けてほしいなあと願いつつ、今年もこども達とクリスマスをお祝いしようと思います。