園長 冨永 裕美
7月に入り一気に気温もあがってきましたね。雨の日が続き、梅雨明けが待ち遠しくなりますが、この季節ならではの自然に触れる機会も大切にしていきたいと思っています。ただ季節の変わり目は体調を崩しやすい時でもあります。生活リズムを整え、健康に過ごしていくことができるようにしていきましょう。園ではプールでの水遊びもはじまり、子どもたちの嬉しそうな歓声が響いています。こうして水遊びが出来る環境に感謝し、また安全に十分配慮して、子どもの成長にとって有意義な活動となるようにしていきたいと思います。
さて、先月行われた「花の日」には、ご家庭から持ち寄っていただいた沢山の美しい花を囲んで礼拝を守ることができました。花の持ち寄りにご協力頂きありがとうございました。キリスト教の行事として行っている「花の日」は「こどもの日」ともいいます。花には大きく華やかに咲く花もあれば、道端にそっと咲いているような小さな花もあります。色や形、香りなどもみんな違っていますが、どれも美しく人々を癒してくれます。私たち人間も一人ひとり、みんな違っています。花の日の行事を通して、子どもたち一人ひとり皆、神様が愛してくださっているかけがえのない存在であることを伝えていきました。
礼拝後、子どもたちは、和合せいれいの里内の施設や近隣の施設、学校、お世話になっている方々の所等を訪問しました。これらの訪問を通して様々な方々と出会い関わりあう中で、神様からの恵みに感謝し、喜びを分かち合うことができるようにと行っています。訪問する先々で喜んで迎えていただき子どもたちも良い経験をすることができました。私も何ヶ所か同行したのですが、子どもたちの訪問をみなさんとても喜んでくださいました。デイサービスのおじいちゃんおばあちゃんと握手をして回った4歳児の男の子。車椅子に近づき、おじいちゃんの硬くなった手を一生懸命撫でていました。するとおじいちゃんの堅かった表情もふっと柔らかに変わっていました。また、子どもたちの歌声に涙を流しながら聞いてくださる姿もありました。
訪問先で出会った沢山の方たちとの心が温かくなるような出会いは、子どもたちにとって大切な時間だったと感じています。まだ小さな子どもたちですが、自分が人を喜ばせる存在であることを感じたり、ここにいてくれるだけでいいと大切にされる経験など、様々な人との出会い中から子どもたちは多くのことを学んでいるのだと感じます。地域の方とのこうした出会い、経験をこれからも大切にしていきたいと思います。今後も色々な機会に地域の方との交流を続けていきたいと思います。
最後に、先月の園だよりで紹介したアゲハの幼虫のその後をご報告しますね。4歳児のクラスでお世話と観察を続けていた幼虫は、みかんの葉っぱをたくさん食べてある日サナギになりました。そして、とうとう羽化が始まり子どもたちは大騒ぎだったようです。羽を広げたアゲハ蝶をめぐり話し合いもしました。まだ飼っていたいという子どももいたようですが、「ケースの中じゃ死んじゃうよ。」と空に放すことになったそうです。アゲハ蝶はケースの蓋を開けると大空に飛び立っていきました。後日、アゲハ蝶が飛んでいるのを見つけ、「あの蝶ちょかな?」「きっとそうだよ。」と友だちと話をしていたそうです。幼虫と出会ってお世話をしながら過ごしたことは子どもたちの心にしっかりと刻まれていることでしょう。子どもたちは様々なことを経験しながら「今この時」を喜びを持って生きています。私たち保育者は子どもたちの大切な、一瞬一瞬に寄り添い、共に歩んでいくものでありたいと思います。子どもたちの心の成長を保護者の皆さまにもお伝えしながらともに喜んでいきたいと思います。
7月に入り一気に気温もあがってきましたね。雨の日が続き、梅雨明けが待ち遠しくなりますが、この季節ならではの自然に触れる機会も大切にしていきたいと思っています。ただ季節の変わり目は体調を崩しやすい時でもあります。生活リズムを整え、健康に過ごしていくことができるようにしていきましょう。園ではプールでの水遊びもはじまり、子どもたちの嬉しそうな歓声が響いています。こうして水遊びが出来る環境に感謝し、また安全に十分配慮して、子どもの成長にとって有意義な活動となるようにしていきたいと思います。
さて、先月行われた「花の日」には、ご家庭から持ち寄っていただいた沢山の美しい花を囲んで礼拝を守ることができました。花の持ち寄りにご協力頂きありがとうございました。キリスト教の行事として行っている「花の日」は「こどもの日」ともいいます。花には大きく華やかに咲く花もあれば、道端にそっと咲いているような小さな花もあります。色や形、香りなどもみんな違っていますが、どれも美しく人々を癒してくれます。私たち人間も一人ひとり、みんな違っています。花の日の行事を通して、子どもたち一人ひとり皆、神様が愛してくださっているかけがえのない存在であることを伝えていきました。
礼拝後、子どもたちは、和合せいれいの里内の施設や近隣の施設、学校、お世話になっている方々の所等を訪問しました。これらの訪問を通して様々な方々と出会い関わりあう中で、神様からの恵みに感謝し、喜びを分かち合うことができるようにと行っています。訪問する先々で喜んで迎えていただき子どもたちも良い経験をすることができました。私も何ヶ所か同行したのですが、子どもたちの訪問をみなさんとても喜んでくださいました。デイサービスのおじいちゃんおばあちゃんと握手をして回った4歳児の男の子。車椅子に近づき、おじいちゃんの硬くなった手を一生懸命撫でていました。するとおじいちゃんの堅かった表情もふっと柔らかに変わっていました。また、子どもたちの歌声に涙を流しながら聞いてくださる姿もありました。
訪問先で出会った沢山の方たちとの心が温かくなるような出会いは、子どもたちにとって大切な時間だったと感じています。まだ小さな子どもたちですが、自分が人を喜ばせる存在であることを感じたり、ここにいてくれるだけでいいと大切にされる経験など、様々な人との出会い中から子どもたちは多くのことを学んでいるのだと感じます。地域の方とのこうした出会い、経験をこれからも大切にしていきたいと思います。今後も色々な機会に地域の方との交流を続けていきたいと思います。
最後に、先月の園だよりで紹介したアゲハの幼虫のその後をご報告しますね。4歳児のクラスでお世話と観察を続けていた幼虫は、みかんの葉っぱをたくさん食べてある日サナギになりました。そして、とうとう羽化が始まり子どもたちは大騒ぎだったようです。羽を広げたアゲハ蝶をめぐり話し合いもしました。まだ飼っていたいという子どももいたようですが、「ケースの中じゃ死んじゃうよ。」と空に放すことになったそうです。アゲハ蝶はケースの蓋を開けると大空に飛び立っていきました。後日、アゲハ蝶が飛んでいるのを見つけ、「あの蝶ちょかな?」「きっとそうだよ。」と友だちと話をしていたそうです。幼虫と出会ってお世話をしながら過ごしたことは子どもたちの心にしっかりと刻まれていることでしょう。子どもたちは様々なことを経験しながら「今この時」を喜びを持って生きています。私たち保育者は子どもたちの大切な、一瞬一瞬に寄り添い、共に歩んでいくものでありたいと思います。子どもたちの心の成長を保護者の皆さまにもお伝えしながらともに喜んでいきたいと思います。