グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



ホーム  > 園長コラム  > 「めぐみっこひろば」を終えて

「めぐみっこひろば」を終えて

園長  冨永 裕美
和合せいれいの里内の木々の葉も日毎に色づき、秋もすっかり深まってきたように感じます。お散歩に出かけた子どもたちは落ち葉や木の実のお土産を手に誇らしげに戻ってきます。自然の移り変わりを肌で感じることの出来る恵まれた環境に感謝です。これからも子どもたちと一緒に季節の変化を見つけ楽しんでいきたいものです。
さて、先週土曜日の「めぐみっこひろば」は、幼児クラスのみの開催とさせていただきました。中止となった乳児クラスでも、開催を楽しみにしていてくださった方もあったかと思いますが、ご理解頂きありがとうございました。乳児クラスの子どもたちも日ごろからからだをたくさん動かして楽しんできていますので、今週の木曜日に乳児クラスの「めぐみっこひろば」を行う予定です。保護者の皆様には写真等で様子をお伝えしていきたいと思います。
幼児クラスの「めぐみっこひろば」も例年と違いクラスごとの開催となりましたが、お忙しい中ご参加いただきありがとうございました。保護者の皆様にご協力頂き、楽しい時間が過ごせましたこと心より感謝致します。
聖隷こども園めぐみでは、日々の園生活の延長線上に行事があることを大切にしています。年齢に応じて経験させたい内容を考えそれぞれのプログラムを準備しました。いつもと違う雰囲気に緊張してしまう姿もありましたね。大きなクラスになると真剣に勝負にこだわる姿や、苦手なことに挑戦する姿も見られました。子どもたちは楽しみながらも、作戦を考えたり、家でも練習したよと教えてくれたりと行事までのプロセスの中でも様々な経験をしてきました。日々のつながりの中で行事は大切な一場面になっています。行事での経験がきっかけになり、その後も遊びが継続し発展していったり、行事を通して子どもたちが自信を持ち成長する場にしていきたいと思います。また、行事では子どもたちの育ちを保護者の皆さんや周囲の皆さんの温かなまなざしが支えてくださっていることも感じます。これは子どもたちの育ちにとって大きな力となっていくことでしょう。これからも子どもたちを真ん中に置きながら、大人がどのように関わっていったら良いのかなど是非一緒に考えていきましょう。
 実りの秋、食欲の秋ですね。11月は収穫感謝祭もあり、豊かな恵みに感謝して過ごしていきたいと思います。子どもたちは、野菜の種まきをしたり水遣りのお世話を始めています。また、クッキングに挑戦する機会もあります。日々の生活の中でのこうした経験が食への興味関心が広がっていく機会になればと考えています。先日「こどもの食生活についての調査」にはお忙しい中ご協力頂きありがとうございました。調査結果等は今後お知らせしていきたいと思います。アンケートの中で「園の給食や食育体験が家庭でも話題になって楽しんでいます。」「家庭ではなかなか出来ないような食事体験が出来てうれしいです。」など沢山の方から園の給食への温かなお言葉も頂きうれしく思っています。今年度毎月の献立の中に絵本献立があることはご存知ですか?献立を立てる際に食に関係するような絵本を選んでメニューとして出してくださっています。絵本を読んでもらいながら想像を膨らませていたものを、給食で友だちと一緒に食べる経験は子どもたちにとってとても楽しいもののようです。先日の「パパカレー」がメニューの日、お迎えにいらしたおとうさんに早速お話しをしている子どもさんがいました。状況がよくわからないながらも、お子さんが目を輝かせて話す姿に「じゃあ今度は家でも作ろうか」とお父さん。親子で食を共にすることは子どもたちが大きくなった時にもきっと鮮明に心に残っていることでしょう。絵本献立については絵本を掲示したり、献立表にも紹介されていますので是非ご覧ください。
 新型コロナウイルス感染症の終息はまだまだ先のことのようにも思います。今後はインフルエンザやその他の感染症も心配な時期になっていきます。感染症対策に引き続き注意しながら子どもたちが健康に過ごせるよう園と家庭とで取り組んでいきましょう。