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夏祭りを終えて

園長  冨永 裕美
厳しい暑さが続いていますね。園でもヘルパンギーナ、溶連菌感染症、夏風邪といった感染症にかかるお子さんも出ていて心配しています。生活リズムを整えてこの暑い夏の間、体調を整えて過ごしていきたいものですね。
さて先日は夏祭りにご参加いただきありがとうございました。ここ3年間コロナ禍の中で夏まつりも園生活の中で子どもたちが楽しむ形をとってきましたが、新型コロナの扱いが変わる中で今年の夏祭りはどのように行うか職員間で話し合いを重ねながら、保護者の方と子どもたちが一緒に参加できるようにすることを基本に考えていきました。かなり暑い中での開催ということもあり、ホールを使用して行う事としました。また、園全体で集まることは規模的に難しいこと、子どもたちの生活リズムにも無理がないようにとクラスごとに時間差をつけて行う事としました。夏祭り当日、親子で色々なゲームを楽しんでいる姿や、子どもたちのうれしそうな顔をみて開催出来たことに感謝でした。夏祭りのアンケートにもご協力いただきありがとうございました。いただいた感想等は今後の参考にさせていただきたいと思います。今後は少しずつ人数制限を緩和するなど、状況に応じて皆で楽しめるものになるといいなと感じています。夏祭り後も、各クラスでは遊びの中でゲームコーナーを再現して楽しんでいます。先週幼児クラスで行われた異年齢交流の活動の中でも夏祭りごっこを楽しんでいました。くじら組・いるか組・ぺんぎん組の子どもたちがペアになり、どこから行こうか相談したり、うまくいかないところは大きい子に助けてもらったり、応援してもらったりしながらご家族と楽しんだ時とはまた違った経験を楽しんでいる子どもたちでした。また先日、くじら組をのぞくと遊びの中でお面を作ったり、たこ焼きをたくさん作っている子どもたちがいました。楽しかった夏祭りの経験や地域のお祭りに参加した経験から自分たちでもやってみたいと興味を持った子どもたちが作り始めたようです。そのうち興味を持つ子が増え始め、自分たちでお店を開きたいとなってきているようです。今はクラスみんなでどんな風にしていこうか話し合いをしたり、必要なものをさらに準備したりと少しずつ盛り上がってきているようです。行事がよいきっかけとなって子どもたちの遊びが広がっていることを感じます。保育者は子どもたちの姿をよく観察しながら、様々な経験ができるように援助していきたいと思います。
さて先日、浜松中央警察署より警察官お二人が来園して下さり、不審者対応訓練を行いました。不審者役の方を発見した職員がすぐに園内に知らせ、職員は不審者に対応するもの、すぐに子どもたちを安全な場所へと誘導するもの、警察へ通報するもの、バリケードなどを作るもの等に分かれて対応しました。子どもたちはいつもと違った雰囲気に真剣な表情で、すぐに職員の指示に従って内側から鍵のかかる場所やホール、愛光園の通路の方へと避難しました。この訓練はいざというときに職員がどのように行動したらよいのか確認することが大きな目的で行っています。子どもたちをあまり怖がらせないようにしながらも色々な場面を想定した訓練を続けていく事が大切であると思っています。訓練後ホールに集まった2〜5歳児には、警察官より講話がありました。「いかのおすし」の合言葉に合わせて、知らない人や何かおかしいなと感じるような場合「いかない」「のらない」「おおごえをだす」「すぐにげる」「しらせる」という対応を教えていただきました。こども園に通う年齢の子どもたちは、子どもだけで行動することはほとんどないと思いますが、その分周囲の大人の役割が命を守るために肝心なのだと思います。職員の対応についてもご指導いただき、不審者対応マニュアルの見直しも行いました。保護者の皆さんにも公園やショッピングセンターなどで携帯をむけられたなど何か違和感を覚えたときは、警察に通報してくださいとおっしゃっていました。その際特徴を覚えていたら教えてほしい、防災アプリ「どこでもポリス」も活用してくださいとのことでした。参考にしていただければと思います。
最近は熱中症警戒アラートが発令される日も多く園での日中の過ごし方にもかなり配慮が必要となっています。水分補給、換気等こまめに行っていきたいと思います。室内での活動の時間も増える中、子どもたちの年齢発達や興味関心をとらえながら、室内での遊びの環境の充実を考え、子どもたちの生活が豊かなものとなるよう工夫したり、夏ならではの遊びを楽しんでいきたいと思います。