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防災の日に寄せて

園長  冨永 裕美
9月に入りました。先週から続く台風10号の影響で予想以上に長い期間雨が続き被害が心配されています。迷走していた台風も熱帯低気圧に変わり、勢力も弱まってきたようですね。コドモンでもお知らせしましたように今回聖隷こども園めぐみが所在する浜松市萩丘地区に土砂災害を原因種別とした避難指示警戒レベル4が発表されました。(9月2日午前4時20分 市内の土砂災害に関する避難情報をすべて解除されました。)ハザードマップ的にはこども園めぐみの敷地は該当箇所にはなっていませんが、今後も園周辺の安全確認等続けていきたいと思います。
また、宮崎県での地震後に発表された、南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)においての対応についても考えさせられることが多くありました。地震発生の震源地は遠く離れていますが、初めて発表された情報に、地震への不安も重なり気持ちが落ち着きませんでしたね。改めて臨時情報が発表された時の対応を確認すると、「通常より巨大地震が発生する可能性が相対的に高い状況」ということで、「日頃からの地震の備えを再確認し、地震の発生に注意しながら生活を送るとともに、地震が起きた時にはすぐに逃げられるよう準備をしてください」とあり、園も原則開園となっています。情報収集し落ち着いて行動することが求められています。園でもこの機会に改めて園内危機管理委員会にて対応の確認、備品・備蓄品の確認等行っています。保護者の皆さんには、園の状況・お迎えのお願い等その都度連絡を入れていく予定ですが、改めて見直ししている点もありますので確定し次第改めてお伝えしたいと思います。ご理解ご協力の程よろしくお願いいたします。
9月1日(日)防災の日に対応して本日、園でも総合防災訓練を行いました。今回の訓練は、南海トラフ地震臨時情報(巨大地震警戒)が発表されたと仮定し、園内危機管理委員会を招集、園児の安全確認をすることから始めました。こども園めぐみは耐震の建物ということで、子どもたちは防災頭巾をかぶり、幼児クラスの子どもたちは防災リュックとしても使用しているリュックを背負い安全が確認された3階ホールに集まりました。そのあと地震が発生したと想定した訓練へと続きました。様々な状況を想定して毎月繰り返し行っている避難訓練ですが、命を守るために行う大切な訓練であると話をすると、真剣な表情を見せる子どもたちでした。職員は地震による火災発生に対応した初期消火訓練・けがに対する救急訓練も行っています。幼児クラスは大きな地震が起こった時にはどうなるかなとクイズ形式で子どもたちと考える時間も持ちました。給食時には幼児各クラスで非常食作りを見学し、実際に非常食のアルファ米を頂きました。こうした災害時に備えた訓練ですが、子どもたちにとって災害をイメージすることは難しいかもしれません。しかし地震や火災の怖さや、訓練の大切さを繰り返し伝えていきたいと思っています。また、お迎えの時間を使って引き渡し訓練も行ないますので、ご協力をお願いいたします。災害時には出来るだけ速やかに子どもたちのお迎えをお願いしたいと思います。実際にはお迎えまで時間がかかってしまう方もあるかもしれませんね。園では子どもたちの安全を第一に考えてお迎えを待ちます。防災の日、是非この機会にもしもの場合の対応についてご家庭でも話し合っていただけたらと思います。
【地震への日頃の備えについて (浜松市危機管理課より)】
・家族の所在場所を把握しておく
・非常持ち出し袋やヘルメットを玄関などに用意しておく
・寝る前には足元には着慣れた靴を用意しておく
・避難場所を確認しておく
・家具の固定や強い揺れで物が落ちてこないかを確認しておく
ぜひ参考にしてください。
台風が通り過ぎ、今後はまた暑い日がしばらく続くのではないかと思っています。夏の疲れも出やすくなってくる時期、健康に過ごせるように気を付けていきましょう。