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「親子ふれあいひろば」「めぐみっこひろば」を終えて

 和合せいれいの里内の木々も少しずつ色づきはじめ、秋の訪れを感じます。例年になく長い夏で、つい先日まで夏日と言われる日もありましたが、急に気候が変わりはじめ気温差も大きく、体調を崩しやすい時期になりました。子どもたちの健康管理、感染予防に配慮していきたいと思っています。ご家庭でもお子さんの体調チェックをよろしくお願いいたします。
 さて、先月は乳児クラスでは「親子ふれあいひろば」、幼児クラスでは「めぐみっこひろば」が開催されました。お忙しい中たくさんの方にご参加・ご協力いただきありがとうございました。一つひとつの行事を迎えるに当たっては、どのようなねらいをもって行うか、子どもたちにどのような経験をしてほしいのか、職員間で話し合いを重ねていきます。乳児クラスの親子ふれあいひろばについては、子どもたちが「今園でどのような遊びを楽しんでいるのか」知ってもらいたい、「親子で一緒に楽しんでほしい」というねがいから各年齢ごとに内容を考えていきました。また日頃なかなか話す機会が少ない「保護者の方同士の交流の場」になればと準備しました。「今楽しんでいる」にこだわりましたので、各保育室内を中心に親子で色々な遊びを体験していただきました。少々手狭な状況もあったようですが、一つの遊びにじっくり取り組んだり、子どもたちと会話しながらあちこちの遊びを回ったりと、親子でふれあい笑顔がたくさん見られうれしく思いました。こんな場面にも出会いました。1歳児クラスのお子さんが机上遊びのコーナーで、筒状の容器に開けられた穴にチェーンを入れていく手作り玩具で遊びだしました。チェーンが上までいっぱいになりもう入らないかなと思ったのですが、何やら考えていたそのお子さんは容器をトントンとゆすりました。するとチェーンが下に下がり、できた空間に新しくチェーンを落としていくことができました。この動作を何回か繰り返しすべて入れ終えると満足した様子で次の遊びに移っていきました。保護者の方と、「こんなに小さくてもよく考えているんですね」と感心しあいました。毎日楽しんでいる遊びを通して子どもたちは色々考え、試し、発見しを繰り返しながら、思考力の芽生えにつながっていることを感じたエピソードです。
 今回の「親子ふれあいひろば」では、園での様子を垣間見ていただける機会になったのではないかと思っています。保護者のみなさまに安心してお子さんを預けていただけるよう、今後もお子さんの成長の様子を色々な形でお伝えし、共有できればと思っています。
幼児クラス「めぐみっこひろば」は気持ちの良い戸外で「からだをいっぱい動かした、楽しかった、頑張ったという満足感を味わう。」「子どもたち、そこに参加する人たちが共に楽しむ。」をねらいとしてクラスごとの開催としました。それぞれ年齢発達や日頃の遊びの延長線上の行事ととらえてプログラムの内容を考えていきました。進めていく中では子どもたちと一緒に考えて決定していくこともあり、行事への過程も大切にしています。3歳児ぺんぎん組は恐竜がテーマです。恐竜のパーツを身に着けすっかりなりきった親子でのプログラム、とても張り切っていましたね。4歳児は大好きな昆虫がテーマでこちらも自分たちで作った触角をつけやる気満々でした。5歳児クラスはお泊り保育から楽しんできたフォークダンスを色々なところで取り入れました。親子で踊ったダンスや綱引き、楽しかったり悔しかったりいろいろな表情を見ることができました。最後のリレーは自分たちで走る順番も決め力いっぱい頑張りました。負けてしまい悔しくて泣けてしまった子どもたちもありましたが、お互いに声を掛け合ったり、今度また挑戦しようと奮起していたりさすが年長クラスといった様子でした。当日は大好きなおうちの方がいてくれるとあって張り切っている姿や、いつもと違う雰囲気に少し緊張してしまう姿もありましたが、思い切り体を動かす気持ち良さを味わったり、友だちや保護者の方と一緒に行う事を楽しんだり、目標に向かって挑戦したりと子どもたちの成長を感じるひと時となりました。広い会場を借りて幼児クラス皆で行う方法もあると思いますが、幼児クラスでも子どもたちがいつも過ごしている園庭を使って行いたい、待つ時間を長くしないで楽しみたいというねがいもあり各年齢ごとの開催にしています。異年齢で一緒に楽しむめぐみっこひろばごっこも行事以降に楽しんでいきたいと思っています。こうして日々のつながりの中で行う行事、ここでの経験がきっかけになり、その後も遊びが継続し発展していったり、行事を通して子どもたちが自信を持ち成長する機会になればと思っています。今回、どちらの行事でも子どもたちの育ちを保護者の皆さんと一緒に喜ぶことができうれしく思います。また、アンケートにご協力頂き、ありがとうございました。今後の参考にさせていただきたいと思います。