ご入園、進級 おめでとうございます
園長 冨永 裕美
聖隷こども園めぐみのある和合せいれいの里内の桜が満開になり、新しい出会いをお祝いしているようでうれしい気持ちがわいてきます。そのような春をいっぱい感じる中で新年度を迎えることができました。とは言え、暖かな日もあればまだまだ寒さを感じる日もあります。新しい生活の中で緊張感もあり疲れも出やすくなるときです。体調を崩さないように生活リズムを整えながら過ごしていきましょう。
先日は年長児の卒園式を無事に終え 36 名のくじら組の子どもたちがこども園めぐみを巣立ち新しい世界へ一歩踏み出していきました。卒園式後も登園していたくじら組の子どもたちでしたが、別々の小学校へと進みすぐには会えないことに寂しさを感じながらも、「また会おうね」「先生遊びに来るね」と再開を楽しみにしているようでした。また、こども園めぐみに登園する最後の日には、多くの親御さんからご挨拶をいただき、お別れを惜しみながら子どもたちの成長を改めて喜び合うひと時となりました。こうして保護者の皆様に支えていただいていることを心から感謝するとともに、卒園していった子どもたちがそれぞれの場所でその子らしさを発揮し、輝いていく事を心から祈ります。
さて、本日新しく 32 名の新入園児を迎え入園式を行いました。また進級した子どもたちは新しいクラスでの園生活が始まりました。園全体では 196 名の子どもたちが一緒に過ごしていきます。はじめて子どもさんを預けることになった親御さんにとっては、不安が大きいことと思いますが、子どもたちが少しずつ園での生活に慣れていってもらえるようお子さん一人ひとりと、丁寧に関わっていきたいと思っています。また、新しいクラスでの生活が始まった在園児の子どもたち、そして保護者の皆様にとっても、期待と不安とが入り混じっていることと思いますが、園が子どもたちにとって安心できる場となり、それぞれの子どもたちがいきいきと生活できるよう担任を含め職員皆で見守っていきたいと思います。新しい生活が始まり、いつも以上に甘えたり、登園時に親御さんから離れられなかったりと様々な子どもたちの姿が見られ戸惑われるかもしれませんね。お子様のこと、持ち物の事など何かご心配な事などありましたら、どんな些細なことでも大丈夫ですので職員にお声掛け下さい。そしてご家庭では、大好きな親御さんにたっぷり甘えさせてもらって安心して過ごせるといいですね。お忙しい中ではありますが、お子様の心の変化を受け止め、子どもたちが安心して過ごせるよう家庭と園とでお子さんの様子を共有できたらと思っていますのでよろしくお願いいたします。
年度末特別保育の期間には保護者の皆さんのご協力をいただいて、新年度に向けた準備と並行して、職員は合同研修や園内での話し合いの時間を持つことができ、ありがとうございました。研修の中では聖隷のこども園・保育園の理念について確認する時間も持つことができました。「キリスト教の精神を基本理念とし、児童福祉法・児童憲章にのっとり、健康で安全・安心な乳幼児の保育・教育を目指し」、具体的には「愛されて愛する心を知り、お互いが大切な存在であることを知る。」「一人ひとりの違いに気づき、お互いを認め合いながらともに主体的に生活する。」「自己発揮できる環境の中で創造性を育てる。」「在園、地域の子育て家庭が心豊かな環境で子育てできるように支援する。」の4つの柱が聖隷のこども園・保育園に共通した理念となります。子どもたちが自分は愛され大切にされていると感じることができる日々を重ねることで、自分のことも、そして友達のことも大好きと思う心が子どもたちの中に育っていくことでしょう。そしてそれは子どもたちの豊かな未来につながっていくと信じています。今この時を生きる子どもたちの、今この時一瞬一瞬を大切にし、子どもたちの力を信じ、子どもたちの園での生活を整え、より充実したものにしていきたいと思います。子どもたちそして保護者の皆様が安心して園生活をおくることができるよう職員一同、精一杯つとめさせていただきます。この1年どうぞよろしくお願いいたします。