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大きくなったね

園長  冨永 裕美
気温も一気にあがりはじめ、木の芽やつぼみが膨らみ、あちらこちらで春を感じる毎日です。気持ち良い戸外での活動が楽しくなっていきますね。お散歩に出かけていく子どもたちの足取りも軽やかです。先月園ではインフルエンザB、感染性胃腸炎等が流行しご心配をおかけしました。ようやく落ち着いてきましたが、これからも季節の変わり目で体調を崩しやすいときでもありますので引き続き体調管理に気を付けて過ごしていきましょう。
早いもので、今年度も残すところひと月となりました。様々な場面で子どもたちの成長を実感しうれしく思う日々です。0・1歳児クラスに行くと、笑顔で駆け寄ってきてくれる子どもたち。入園進級したころは、保育者に抱っこされたり、側にいてもらわないと不安で泣いてしまっていた小さな子どもたちが、大好きな担任の先生が見守っていてくれるから大丈夫、先生から離れて探索活動が広がっている様子があちらこちらで見られます。安心できる環境の中で日々成長している子どもたちですね。
2歳児のクラスで汽車のレールで遊んでいた男の子。磁石で連結する汽車なのですが、1台ずつ増やして走らせています。何気ない遊びのようですが、磁石が反発するとすぐに向きを変えていき長くつながった汽車がレールの上を走る様子を楽しんでいました。大好きな玩具で何度も遊ぶ中で、磁石の特性に気づいていったのですね。夢中になって遊びを楽しむ中で多くのことを学んでいる子どもたちです。
3歳児のクラスではかるた遊びに誘われて一緒に遊びました。一人の男の子がまだ字は読めないのですが読み手役をしてくれました。持っているカードと机上のカードの絵を見比べながら「わにがあるきますの、わ」という風に自分で文章を考えて読んでくれます。時々文章の途中の文字になってしまうこともあるのですが、遊びを通して文字への関心を高めていく様子がとてもよくわかりました。
4歳児クラスをのぞいてみると朝の支度を一生懸命取り組んでいる子どもたちの姿がありました。保育者に見守られながらも自分でできるという喜びを感じているように思います。支度が終わると友だちのところに駆け寄り、自分の好きな遊びをはじめています。毎日の繰り返しの中で身辺自立も進んできて大きくなったことの喜びにつながっていることを感じます。
5歳児クラスではお正月遊びから続いているけん玉や、こま回しを継続して挑戦している子どもたち。「園長先生みていてね」と得意の技を見せてくれる姿もありました。子ども同士でこまひもの巻き方や、投げ方を教えあっている姿はとても微笑ましいものです。遊びの中で、僕も格好良く回したいと失敗を繰り返しながら何度も何度も挑戦したり、仲間と一緒に取り組む力は、これからの学校生活の土台になっていくことでしょう。
このように園での生活の中で、それぞれの年齢・発達に応じ子どもたちは日々様々な経験をしてきました。認定こども園教育保育要領では、「乳幼児期の教育・保育は、安心して自分の思いや力を発揮できる環境の中で、自発的な遊びや活動を通して体験的に様々な学びを重ねていく事であり、私たち保育者は子どもたちを信頼し、子どもたちを温かく共感しながら、受容的、応答的に関わっていく事が大切である」とあります。子どもたちが意欲・関心を持つ環境や、子どもたちから出てくる気づきを敏感に受け止め、そこに保育者が専門性を持って関わることで、子どもたちの学びに向かう力や姿勢を育てていくことを大切にしていきたいと思っています。そして、子どもたちの心の育ちを保障していく事が大切なお子さんをお預かりしている私たちの役割であると思っています。また「受容的・応答的な関わりの下で、何かを伝えようとする意欲や大人との信頼関係を育て、人と関わる力の基礎を培う。」とあります。子どもたちが、自分がかけがえのない存在であり、周囲の大人から愛され受け入れられ、認められていることを実感し自己肯定感を育んでいくことができるように、そして安心できる関係の下で、自分の気持ちを相手に表現しようとする意欲につなげていきたいと思います。こうした育ちは生涯にわたって重要な、人と関わりながら生きていくための基盤となるからです。1年の締めくくりの3月、子どもたちの育ちを確認し、保護者の皆さんにお伝えしながら成長を共に喜び合っていきたいと思います。
この3月、くじら組39名の子どもたちが卒園を迎えます。聖隷こども園めぐみで過ごした時間は一人ひとり違いますが、どんな時も神さまが共にいて下さることが子どもたちの力になっていくことを願っています。そしてご家族や周囲の沢山の方の愛情の中で安心して新しい一歩を踏み出していってほしいと思います。
最後になりましたが保護者の皆様には一年間、園の運営にご理解とご協力を頂きましたことを心から感謝申し上げます。ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。