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不整脈治療業務

臨床工学技士の主な不整脈治療業務

当院の臨床工学技士の不整脈治療業務は、ペースメーカー手術の立会い、病棟や外来におけるペースメーカー検査、手術・検査での電磁干渉に対する対応、患者指導などです。
また2017年度より、心筋焼灼術(カテーテルアブレーション)業務を開始しています。

1.ペースメーカー植え込み手術

ペースメーカーは、徐脈性不整脈により心拍数が低下した患者さんに対し、電気刺激を送り、心臓を収縮させ、心拍数を維持させる医療機器です。
植え込み手術時には、プログラマー*1を操作してペースメーカーの設定調整を行っています。
*1:専用の機器を用いることで、体外からペースメーカーの電気刺激の強さを調整したり、刺激の頻度を変えることで心拍数を調整することができます。患者さんの状態に合わせて、プログラマーを用いて設定調整を行います。

2.遠隔モニタリング

遠隔モニタリングは、自宅に設置した送信機でペースメーカーの動作状況を読み取り、電話回線などを通じて病院に情報を送信するサービスです。遠隔モニタリングを使用することで、ペースメーカーの不具合を早期に発見し、自覚症状の少ない発作性の不整脈などを発見することができる可能性があります。
ヨーロッパでは、遠隔モニタリングを使用すると死亡率が下がるという研究データが出ています。当院では、積極的に遠隔モニタリングの導入を勧めています。

3.手術・検査での電磁干渉対応

ペースメーカーは、電気や磁気の影響を受けると、誤作動を起こす可能性がある医療機器です。手術や検査・治療をする際は、誤作動が起こらないようにペースメーカーの設定変更を行っています。
ペースメーカー患者さんは、強力な磁石を使用するMRI検査を受けることができませんでしたが、近年ではMRI検査に対応したペースメーカーが販売され、当院でも積極的に新型ペースメーカーの植え込み手術およびMRI撮影を行っています。

設定変更が必要な手術、検査・治療の一例

外科手術一般(電気メスを使用するもの)、MRI検査

4.患者指導

ペースメーカーは、電気や磁気の影響を受けると誤作動を起こす可能性があるため、日常生活における特別な注意が必要です。植え込み手術を受けた患者さんおよびご家族には、パンフレットを使用して日常生活における注意点を説明しています。
<日常生活で注意が必要な場面の一例>
IH(電磁調理器)の調理器具を使う、電気自動車の急速充電器に近づく、電気風呂に入る、全自動麻雀卓で麻雀をする。

○:使用して問題ないもの
△:近くで使用すると誤作動する可能性があるもの
×:使用を避けるもの

5.心筋焼灼術(カテーテルアブレーション)

カテーテルアブレーションは脈が速くなる頻脈性の不整脈に対し、原因となる異常心筋やその周囲をカテーテルで焼灼し、不整脈を停止させる治療です。
対象となる不整脈は、発作性心房細動、心房粗動、発作性上室性頻拍、心室頻拍などです。これらの不整脈は動悸などの不快感だけでなく、心臓内に出来た血塊が脳血管へ飛んでしまうことにより脳梗塞などの命に係わる病気につながるものもあります。
カテーテルアブレーションでは、さまざまな医療機器を使用しますが、3Dマッピング装置(主にEnsiteという装置)は欠かせない医療機器です。体内に留置されたカテーテルの位置情報を、CT画像などと組み合わせて表示させ、焼灼部位に、印をつけていきます。3Dマッピング装置を用いることで、放射線被ばく量を低減し、安全にアブレーション治療をすることができます。
写真では、発作性心房細動の原因となる異常心筋がある肺静脈を囲むように焼灼しています。各種のカテーテルの位置情報がアニメーションで表示されています(実際は、カテーテルの動きに合わせて、アニメーションもリアルタイムで動いています)。

3Dマッピングの画像(発作性心房細動に対するアブレーション)
青色の構造物が左心房(心臓の左上の部屋)と肺静脈(肺から心臓へつながる静脈)、赤丸印が高周波電流で焼灼した部位。

直近3年の実績

年度2014年度2015年度2016年度
ペースメーカー新規植込み件数221930
ペースメーカー交換件数782
ペースメーカー外来件数240237258

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