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診療科・部門


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血液浄化業務

血液浄化センター

血液浄化療法を中心とした急性および慢性腎不全患者さまの人工透析療法、特殊療法として持続緩徐式血液浄化療法、血漿成分領域における免疫吸着療法や血漿交換療法などセットアップから装置の操作、穿刺、治療中の観察、資材及び医療機器の保守管理まで行っています。
緊急透析治療およびそ他の血液浄化療法などに24時間365日当直体制にて対応しています。

血液浄化センターでの1日の業務

穿刺時の様子

機械室点検の様子

定時チェックラウンドの様子

可能な治療法

・ 血液透析(HD)
・ 血液透析ろ過(HDF)
・ 持続的腎代替療法(CRRT)
        持続的血液透析ろ過(CHDF)
        持続的血液ろ過(CHF)
        持続的血液透析(CHD)
・ 持続低効率血液透析(SLED)
・ 血漿交換療法(PE)
・ 二重ろ過血漿交換療法(DFPP)
・ 血液吸着療法(PA)
        エンドトキシン吸着療法(PMX)
        LDL吸着療法
        免疫吸着療法
・ 白血球除去療法(LCAP)
・ 胸水・腹水ろ過濃縮再情静注法(CART)

持続緩徐式血液透析ろ過装置

集学的治療での血液浄化の様子

シャント管理

シャント血管は、血栓やプラークなどにより血管内が狭窄・閉塞し、透析が適正に行われなくなってしまうことがあります。当院では患者さま一人ひとりのシャント管理表を作成し、穿刺時の様子や脱血の状態、狭窄の有無などの情報を全スタッフが共有できるようにしています。またシャントエコー検査やシャントPTAへの介助業務も行っています。

シャントエコー検査時の様子

■シャントエコー検査
シャントエコー検査は造影検査に比べて非侵襲的でまた容易に行うことが出来ます。当院では日常の穿刺やシャント音を聞く中で狭窄などの疑いがある患者さまに対して医師指示のもと臨床工学技士がシャントエコーを行っています。また血管径、血流量、石灰化の有無も同時にエコーで見ることが出来、新たな穿刺場所の開拓などにも活用しています。
■シャントDSA・PTA
当院ではシャントが狭窄・閉塞などで透析が適切に行われない患者さまに対して、透視化での造影検査(シャントDSA)やバルーンによって狭窄部を拡張させるシャントPTAを行っています。
シャントPTAは、カテーテル室で透視造影しながら行うものと、手術室でエコーを使用して行うものがあります。臨床工学技士は、使用物品など手術の適正なタイミングで適切な使用物品を出したり、血圧や心電図の変化が無いかなど手術全体を見ながら対応しています。

定期点検

くるまの車検と同じように1年に1回透析装置全台が正常、かつ安全に動くように
訓練を受けたスタッフが点検計画に沿って重点的に点検を行っています。

カンファレンス

血液浄化センターでは、話し合いの内容によって様々なカンファレンス(医療現場における話し合い)を開き、利用者さまがより良い透析生活をお過ごしいただけるかスタッフ全員で考えています。
主なカンファレンスは、CE(臨床工学技士)カンファレンス、シャントカンファレンス、医師、看護師、臨床工学技士での合同患者カンファレンスなどがあります。患者さまにより良い透析生活を送ってい頂けるように真剣に話し合いをおこなっています。

CE(臨床工学技士)カンファレンス

合同患者カンファレンス

透析液清浄化への取り組み

オンライン血液透析濾過療法をはじめ当院の透析療法には、超純水透析液(水道水の約1000倍以上不純物のないきれいなお水を利用した透析液)を作製・使用しています。
臨床工学技士は、年間通して水質を担保する管理を積極的に実施しています。

その他

防災訓練

血液浄化センターで防災訓練を年4回行っています。
アクションカードという災害時対応簡易マニュアルを使用し、医師、看護師、臨床工学技士、看護助手全員で本番さながらに緊張感を持った訓練が患者様のご協力のもと行われています。

血液浄化センターグループ活動や勉強会

血液浄化センターでは、看護師・臨床工学技士協働で活発なグループ活動や合同勉強会を行っています。
主なグループは防災グループ、感染対策グループ、リスクマネージメントグループです。

防災グループ会の様子

バスキュラーアクセス勉強会

学会参加・学会発表も積極的に行っています

日々の業務活動の報告や新しい取り組み・研究などを関連学会で発表しています。
また、最新の医療機器の情報収集や学会会場で実際にメーカーから医療機器の説明を受け、操作して当院に適した医療機器の選定時の情報として役立てています。

日本透析医学会発表時の様子

展示医療機器を操作する様子

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