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手術について



当院の手術の特徴

当院では2015年に完成した15の手術室で、年間1万1千件超の手術を実施しています。
当院の手術の特徴として次の点が挙げられます。

高度かつさまざまな種類の手術

高度急性期医療を提供する当院では、年間に行われる手術のうち、約6割が全身麻酔で行われています。

低侵襲手術

低侵襲とは検査や治療において、体に与える負担が少ないという意味です。
代表的なものが内視鏡下手術(体に小さな穴を開け、手術器具を差し込んで行う手術)です。内視鏡下手術は、従来の開胸・開腹手術に比べて、手術中の出血量が少ない、手術による傷口が小さく痛みが少ない、術後の回復が早いといったことから、患者さんの体そして心に与える負担が少ない、低侵襲治療と言えます。内視鏡下手術の中で、増えているのがロボット支援下手術で、当院でも2016年に手術支援ロボット「ダビンチ」を導入し、対応疾患を徐々に拡大しています。
一方で、低侵襲手術は手術を担当する医師に特別な資格を要することが多く、また麻酔を担当する医師に対しても質の高い麻酔医療を求められるなど、難しい手術とも言えます。
当院では、さまざまな診療科で低侵襲手術を導入しています。

マイクロサージャリーが多い

マイクロサージャリーとは、文字どおりマイクロ(微小)なサージャリー(手術)、すなわち「微小手術」のことをいいます。手術用の顕微鏡で部位を拡大しながら、繊細な器具を使って手術を行います。
当院には「手外科・マイクロサージャリーセンター」という診療科(センター)がありますが、同科だけでなく、脳神経外科、心臓血管外科、形成外科、眼科、耳鼻咽喉科など、さまざまな診療科でマイクロサージャリーが行われています。

手術室における安全管理

安全な手術を実施するために、当院にはさまざまな規定が設けられていますが、代表的なものにマーキング・サインイン・タイムアウト・サインアウトの実施があります。
これは手術をする患者さん・部位・内容の間違いを起こさないために行う重要な手順です。

  1. マーキング
  2. 手術部位が左右、複数あるものまたは複数レベルがあるものに印(矢印)をつけることです。手術を実施する医師が、手術室入室前に、患者さんとともに行います。

  3. サインイン
  4. 麻酔科医が中心となり、麻酔をかける前に、患者さん・手術名・部位を確認します。必要な書類、画像並びに検査結果が利用でき、血液製剤や特別な医療機器やインプラントがあることも併せて確認します。

  5. タイムアウト
  6. 手術を実施する医師が、手術を始める直前に、患者さん・手術名・部位・資料などが正しいかを確認します。その手術に関わる医療者全員が参加します。

  7. サインアウト
看護師が、患者さんの手術室退室前に実施します。記録された手技名、器具・スポンジ・針カウントの完了、検体へのラベル貼付、対処すべき問題について確認します。

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