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災害時の新生児搬送を見据えた浜松市消防航空隊とのコラボレーション


2023年10月25日

救命救急士による説明を聞く様子

10月13日(金)、当院のヘリポートにて新生児搬送の消防ヘリ訓練を実施しました。
訓練は、浜松市消防局 消防航空隊と合同で行われ、当院からは新生児搬送に関わる医師や看護師、臨床工学技士らが参加しました。

静岡県西部で発生した新生児搬送症例は、当院が所有する新生児専用救急車により行われ、新生児は総合周産期センターに入院し治療を受けています。しかし、南海トラフ地震を想定した災害時には、県内の重症新生児は県外の周産期センターへ搬送し治療を継続させる可能性があります。
その搬送に必要なのが、消防ヘリです。ヘリ搬送に慣れていない新生児医療チームがヘリ搬送を知ること、新生児搬送に慣れていない消防チームが新生児搬送を知ることは安全な搬送のためにとても重要です。
訓練は、お互いを知り、安全で円滑な搬送を目的として計画しました。

浜松市の消防ヘリ「はまかぜ」

訓練では、救急救命士を乗せた浜松市の消防ヘリ「はまかぜ」が実際に当院の屋上ヘリポートに着陸し、機内に重い保育器を搭載するまでの一連の動作を医師らが慎重に確認しました。

訓練を主催した新生児科 部長の杉浦 弘医師は「医療のプロである医師と災害のプロである消防隊が連携・協働しておくことで、有事の際に、ひとりでも多くのあかちゃんを助けることができるようになる。」としています。

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