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外国医師の臨床修練研修① 外科にて実施


2023年11月13日

腹腔鏡手術を行う様子

『臨床修練病院』とは、臨床修練制度※1による外国医師の臨床修練を行う、厚生労働省により指定された病院のことで、当院は令和5年4月に外国医師等(外国医師若しくは外国歯科医師又は外国看護師)の臨床修練病院に認定されました。

ベトナムと日本の医療技術交流のため、当院外科がベトナム国家大学医学部 消化管外科から外科医2名を受け入れ、10月2日~10月13日の間、研修を実施しました。

研修は、内視鏡や腹腔鏡手術※2の技術交流を目的に厚生労働省の支援を受け、実施。
研修に参加した外国医師は、厚生労働省による臨床修練の許可を取得したうえで、日本で販売されている最新の手術機器を用いて実習し、実際に当院での手術に助手として参加しました。

手技を学ぶ様子

外科での研修を主催した大腸肛門科の佐藤 純人医師は「現在、東南アジアの医療技術は飛躍的に進歩しています。今回の交流がベトナム側だけでなく日本での医療技術の改善にも繋がる素晴らしい機会になることを期待しています。」と話しています。

次回の研修は2023年12月を予定。
定期的な研修を通じて双方の医療技術レベルの向上を目指しています。
※1 臨床修練制度
日本が医療分野における国際交流の進展と発展途上国の医療水準の向上に寄与することを目的に生まれた制度のこと。
現在日本では、日本の医師免許を持たない外国医師は、患者さんの診断や治療、およびそれに関連する検査などの診療行為が認められていません。
しかし、臨床修練制度では、日本の医師免許を持たない外国医師が臨床修練医として、医療研修を目的として来日した際、厚生労働省が指定した臨床修練病院において、臨床修練指導医の下でのみ、最長2年間の医療行為(処方箋の交付を除く)を行うことが特例的に認められます。

※2 腹腔鏡手術
腹部に5-12mm程度の小さな穴にをあけ、挿入した内視鏡により腹腔内の状態をモニターに映し出し、モニターを見ながら行う手術のこと。

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