受賞報告(ヘルニア外科:田原 俊哉医師)
2026年10月6日

田原 俊哉医師(写真左)
このたび、ヘルニア外科 田原 俊哉医師が第39回日本内視鏡外科学会総会および第22回世界内視鏡外科学会で「Recurrence and CPIP after TAPP using Lap.ProGrip : a median follow-up of 4.5 years(Lap.ProGrip™を用いたTAPPの再発・術後鼠径部慢性疼痛に関する:術後中央値4.5年の中期成績)」について発表を行い、Best Presentation award(優秀演題賞)を受賞しました。
受賞コメント
腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術では、ヘルニア(腹壁のすきま)をメッシュで覆って修復します。メッシュを固定する方法として、近年、血管や神経を傷つけにくいマジックテープのように貼り付くメッシュが登場しましたが、まだ使用実績が少なく、長期の再発や術後の痛みに関するデータは世界的にも乏しいのが現状でした。そこで前任地の聖隷三方原病院で手術を受けた、手術から数年、長い方では10年以上が経過した患者さん901名にアンケート調査を実施したところ、再発・痛みともに非常に少ないという良好な結果が得られました。2063演題の中から5題に選出していただき、メッシュ選びの根拠を補うデータを示せた点を評価いただけたのだと思います。世界内視鏡外科学会との同時開催は2008年以来18年ぶりとのことで、このような学会で受賞できたことを大変嬉しく思います。当院のヘルニア外科は本年4月から2名体制となり、より多くの患者さんに対応できる体制を整えました。症例数は全国でも有数であり、その経験とデータを今後も発信し続けることが、当院の使命だと考えています。今回の受賞を励みに、引き続き臨床・研究に取り組み、聖隷浜松病院のブランドの維持・向上に貢献してまいります。

