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上部消化管外科

診療体制

部長 鈴木一史

部長:鈴木 一史

上部消化管外科では主に食道・胃の疾患に対する治療を行っています。食道がん・胃がんに対しては、主に早期がんを対象として胸腔鏡や腹腔鏡を用いた鏡視下手術を導入してきましたが、手術手技の進歩とともに適応を拡大し、現在では食道切除はほぼ全ての症例、胃切除では約6割の症例が鏡視下手術となっています。2018年4月からはロボット支援下腹腔鏡下胃切除術が保険適用となっており、当科でも2020年3月より開始しました。今後も新しい治療に積極的に取り組み、低侵襲で機能障害のできるだけ少ない手術治療、患者さんそれぞれのQOLを考えた治療を行っていきたいと考えています。

主な対象疾患

主な対象疾患診療内容
食道がん・胃がん消化器内科や腫瘍放射線科と連携し、根治性とQOLのバランスを考え、個々の症例の進行度に応じた治療を心がけています。
食道がん、胃がんに対しては、胸腔鏡下食道切除術、腹腔鏡下胃切除術(幽門側胃切除・噴門側胃切除・胃全摘)といった鏡視下手術を積極的に行っています。(詳しくは低侵襲治療のページをご参照ください。)胃切除術にはクリニカルパスを導入しており、術後の入院期間は7~10日程度です。
進行がん症例に対しては、治癒切除を目的とした他臓器合併切除・拡大郭清を含む拡大手術や、放射線・化学療法を併用した集学的治療を行い、治療成績の向上を目指しています。また、手術不能症例や再発症例に対しては、治癒の難しい現状の中で、可能なかぎり在宅での治療が行えるよう、緩和医療科と連携して、症状緩和、在宅中心静脈栄養等による栄養管理、外来通院での化学療法等を行っています。
食道裂孔ヘルニア   内科的治療が奏功しない食道裂孔ヘルニアなどの上部消化管良性疾患に対しても、体の負担の少ない腹腔鏡手術を積極的に行っています。

特色ある診療

胃切除術:腹腔鏡下胃切除術、ロボット支援下胃切除術

2017年に全国で施行された内視鏡下手術の胃がん手術数に占める割合は53.0%(10,516/19,823)でした。1991年に初めて胃がんに対する腹腔鏡下手術が開始されて以来、その数は徐々に増えてきています。
従来施行されてきた開腹手術に比べて、手術創が小さいため術後の離床が早く、術後在院期間が短いとされています。また、内視鏡下手術の“拡大視効果”によって、開腹手術よりも精緻な手術操作が可能となり術中出血量の減少が示されています。手術器具や技術の向上に伴い合併症の減少や長期予後の改善が期待されます。
当科では内視鏡外科技術認定医が3名在籍しており、積極的に腹腔鏡下胃切除術を施行しています。腹腔鏡手術では対応が難しいとされる術中出血や吻合トラブルに対しても、経験豊富な施設で取り入れられている対応策を積極的に導入することで、安全な手術を行っています。
胃がん治療の『根治性』と術後の『QOLの向上』の両立を目指した手術を行っています。

©インテュイティブサージカル合同会社

<ロボット支援下胃切除>

2020年3月からはロボット支援下胃切除を導入しました。従来の腹腔鏡手術では難易度が高く困難な症例にも患者さんの負担の小さな手術を安全に行っています。
症例ごとに術式を選択し、胃がん治療の『根治性』と術後の『QOLの向上』の両立を目指した手術を行っています。


腹腔鏡下胃切除術(LDG /LTG/LPG)
ロボット支援手術「ダビンチ」(上部消化管外科)

食道切除:胸腔鏡下食道切除術

左)開胸手術 右)胸腔鏡手術

2014年より導入し、2015年からは腹部操作も腹腔鏡補助下に行っています。鏡視下手術による拡大視効果でより精緻な手術が行えると同時に、開胸、開腹創の縮小により、肺合併症等の合併症の減少が期待できます。食道がん治療では化学療法や放射線治療を併用した集学的治療が重要です。集学的治療の遂行のため、安全で合併症の少ない手術を目指しています。

胃部分切除術:腹腔鏡・内視鏡合同手術(LECS)

2017年に全国で施行された腹腔鏡下手術の「胃粘膜下腫瘍」に対する手術数に占める割合は、78.1%(1,273/1,609)でした。胃粘膜下腫瘍に対する手術として、開腹手術に比べてより低侵襲(からだにかかる負担が少ない治療法)な腹腔鏡下手術が多くの施設で選択されています。
当院では病変の部位によって消化器内科医師と協力し、胃カメラによる操作を併用したLECSを施行しています。LECSでは術後の胃の変形や噴門、幽門の狭窄を回避でき、より低侵襲な手術といえます。

腹腔鏡・内視鏡合同手術(LECS)の詳しい説明はこちら

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