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ホーム  > 医療技術職  > 臨床工学室  > 医療機器中央管理業務  > 経皮的ラジオ波焼却療法

経皮的ラジオ波焼却療法

高周波電流を用いて組織の抵抗と誘電加熱を利用し、生体蛋白質を凝固・変性させるラジオ波を腫瘍細胞に加えることで、壊死させる治療法です。
主に肝臓がんに使用される治療方法で、肝硬変や病変の数や大きさにもよりますが、3センチ程度3個以内なら治療の可能性があります。手術ができない、または希望しない場合の手術に代わる治療法です。肝がんの再発率も低く、有効性の高い治療法と言われています。手術に比べ期間も入院期間も短く低侵襲な治療であることから当院でも症例数が年々増加しています。
また当院では産科領域における無心体の治療にも用いられています。
無心体とは一絨毛膜双胎にのみ起こる特殊な病態で、一方の胎児は正常児であるのに対して、もう片方の胎児が発生の異常により心臓がない場合に起こる病態で、心臓がある胎児が無心胎児に血流を供給している状態になり、最終的に破水や陣痛発来の原因になるため治療が必要になります。

現在の医療機器は高度・複雑化してきています。治療機器についても同様で、機器の操作法を熟知した臨床工学技士が操作することで、適切でより安全な治療が行えます。