10月 リハビリテーション科/mediVRカグラ認定セラピスト
【診療科・センター紹介】リハビリテーション科
早期介入でより良い社会復帰を目指す
リハビリテーション科は、身体、言語、飲み込み(嚥下)、高次脳(記憶、注意など)の機能に障害をきたしている方がより良い状態で家庭や社会に復帰できるよう、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などとチームで取り組んでいます。入院早期からリハビリテーションを実施することで機能低下を防止して、早く退院できることが期待できます。そのために、主治医、看護師などとも相談して病状の変化を注意深く診て、再発などの危険性を考慮した上でリハビリテーションを実施しています。また、入院して治療により病気が治っても、体力や筋力が低下したり、病気により新たな障害を引き起こしたりして、以前と同じような生活ができなくなって困っている方が多数おられます。それらの方が生活しやすくなるように一緒に考えていきます。
文責:リハビリテーション科 部長 西村 立(写真右から2番目)
文責:リハビリテーション科 部長 西村 立(写真右から2番目)
【診療を支えるスペシャリスト】mediVRカグラ認定セラピスト
VRを活用したリハビリテーション
時代の変化に伴ってリハビリでも先進機器が使われるようになり、当院では医療機器「mediVRカグラ」を使用し、仮想現実(virtual reality:VR)を活用したリハビリを行っています。このリハビリの対象になるのは、脳卒中や神経変性疾患などで手足の動かしにくい方、歩行が困難な方、認知機能が低下している方などさまざまです。
患者さんは、左右に出現する的や上から落ちてくるボールに触れる運動を座った姿勢で行い、VR空間で試行錯誤しながら身体を動かすことで、脳神経や筋肉の活性化が期待できます。さらに、ゲーム感覚で達成感も得られ、楽しくリハビリを行えます。リハビリテーション部ではmediVRカグラ認定セラピストも在籍しており、従来のリハビリに加えて先進機器を駆使し、今後も患者さんにより良いリハビリが提供できるように取り組んでいきます。
文責:リハビリテーション部 髙見 亮哉(写真前列中央)
文責:リハビリテーション部 髙見 亮哉(写真前列中央)
2024年10月号(冊子)
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関連リンク
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