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サステナビリティ

【看護師派遣】第7次隊(2018年8月25日~8月29日)


派遣概要

(左から)静岡県ボランティア協会小野田理事長、山口、氏原

■派遣職員
保健事業部 山口園美(看護師)
保健事業部 氏原紀子(看護師)

■派遣期間
2018年8月25日(土)~8月29日(水)

1日目(2018年8月25日)

本日第6次隊と合流し、地区を巡回。午後から体力が奪われるほどに気温が上昇しました。熱中症予防に重点を置き、5日間活動をしていきます。

(天応地区)まだまだボランティアの力が必要と感じました

2日目(2018年8月26日)

天応サテライトのボランティアは247名。保健師は1名サテライトで待機、看護師は私たち2名のみでした。気温が32度まで上昇しましたが、熱中症患者はなし。作業中、顔が赤くなっている方には、水分補給と休憩、保冷剤での冷却を勧めました。慣れない作業での擦り傷や摩擦での水疱なども数件対応。家屋の中が未だ泥水状態の作業場もあり、作業着の汚れに対し消毒の指導が必要と感じました。また異臭と砂埃も多く、作業者もマスクが必須。
9月には仮設住宅が整い、市民センターの避難所は閉鎖予定とのことですが、天応地区には仮設住宅が多く建てられないとのこと。そのため、離れた場所に立つ仮設住宅には入居希望者が少ないようです。

静岡県足湯ボランティアのメンバーと。高校生も参加していました。

天応市民センターでは応援ライブも行われるようです

3日目(2018年8月27日)

本日天応サテライトのボランティアは112名で、私たちを含め看護師は5名でした。地域を分担して巡回。気温は33度でしたが湿度が高く蒸し暑かったため、体力の消耗が激しい方が多く見受けられました。重篤な熱中症はなく、スコップでの負傷や手指関節の腫れがある方の処置をしました。また、途中ボランティアセンターに戻ってきていた方で体調不良の方がいました。こちらからの声掛けにより持病があることが判明。巡回をメインに活動していますが、作業場から戻ってきたボランティアの体調確認も重要と感じました。

呉市から参加の看護ボランティアスタッフと

天応地区を5区に分け巡回

4日目(2018年8月28日)

本日天応サテライトでは131名ボランティアの参加があり、私たち含め5名の看護師で巡回しました。
連日の快晴や重機が多く入っていることもあり、砂埃が多く舞っている現場での作業。連日のボランティア活動で体力の消耗が激しい方も。重篤な熱中症患者はいませんでしたが、頭がぼーっとする症状がある方や顔が赤くなっている方は数名おり、クーリングや休憩を促し様子をみるなどの対応を取りました。
今後の予定としては、医療チーム、健康管理、心のケアなどが8月下旬で縮小され、9月から体制変更がある様子。急性期の現場から慢性期の生活支援に移行していく時期に差し掛かっているようです。

(天応大西地区)山肌が削られている土砂災害現場

作業終了後の感染予防について掲示でも呼びかけ

5日目(2018年8月29日)

本日の天応サテライトのボランティアは141名、そのうち40名は三重からの団体グループの参加でした。このようなボランティア活動に慣れているようで、リーダーや救護担当がグループごとに決められており、水分や休憩場所確保用のブルーシートなどもしっかり準備され、組織的に活動されていました。一方、個人参加の方で、防護をしていない状態で床下の泥出しを全身浸かりながら行っている方もおり、こちらはすぐに目や口の洗浄を行うよう伝えました。ボランティア活動の注意事項はオリエンテーション等で伝えられていますが、いろいろな方がいらっしゃるため、注意をはらい声かけをしながら巡回することは、大きな事故を防ぐためにも重要だと感じました。
夏休みも終わり今後ボランティアの数が減ることが予想されるため、呉市が「雨あがれPROJECT」というボランティアの参加を呼びかける活動を実施しています。第7次隊としての現場での災害支援は本日で終わりますが、引き続きできることを実施していきたいと思います。
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