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医療従事者向け情報

機器紹介

一般撮影

X線発生装置
・RADspeed Pro (UD150B40-L-40) (SHIMADZU社製)
・RADspeed Pro (UD150L-40E) (SHIMADZU社製)
・ベラビューエポックス x-550 (モリタ製作所社製)
・UH-6GE-31   (富士フイルムヘルスケア社製)

X線平面検出器
・AeroDR (コニカミノルタ社製)
・AeroDR fine (コニカミノルタ社製)

○当院の特徴
当院では一般撮影室6部屋全ての撮影室にてFPD(フラットパネルディテクタ)を使用しており、低線量でより高精細な画像を提供しています。
その他、長尺撮影専用機1台、歯科撮影装置1台を所有しています。
また、2020年に導入されたコニカミノルタ社製のデジタルX線動画撮影・動態解析技術により、臓器の“動き”の観察・定量化が可能となり、肺疾患や呼吸に伴う肺野内の横隔膜、肋骨などの動きの視覚情報のみならず、換気・血流などの機能画像が評価できるようになりました。これにより、静止画に比べてより多くの情報を取得し、様々な病態の解明や治療への介入、治療前後の評価などが可能となります。

TV検査

・CUREVISTA Open (富士フイルムヘルスケア社製)・・・2台
・VersiFlex VISTA (富士フイルムヘルスケア社製)・・・1台

〇当院の特徴
FPD搭載型のTV装置を3台所有しております。
2022年に更新したCUREVISTA Openによって、今まで以上に低被ばくで高画質な画像が提供できるようになりました。またVersiFlex VISTAはCアームにより、精細・鮮明な高画質に加え、自由自在の広範囲撮影が可能となっており、これら3台の装置によって、消化器系・整形系・泌尿器系・呼吸器系などあらゆる検査に対応可能です。
基本は予約検査ですが、緊急性が高い場合は当日でも対応可能です。

回診用X線ポータブル撮影

回診用X線撮影装置
・MobileArt Evolution (SHIMADZU社製) ・・・4台
・CALNEO GO PLUS (富士フイルムメディカル社製) ・・・2台
・CALNEO GO (富士フイルムメディカル社製) ・・・1台

X線平面検出器
・DR CALNEO C 1417 (富士フイルムメディカル社製)
・CALNEO Smart C47 (富士フイルムメディカル社製)

〇当院の特徴
病棟用4台、救急室1台、手術室2台、計7台のポータブル装置を有しており、そのすべてがFPDです。各場所にて、必要時に迅速に撮影ができるよう努めています。
当院では散乱線除去処理(Virtual Grid)が可能なFPDを使用しており、ポータブル撮影にてベッドの沈み込みなどにより、X線がグリッドに対して垂直入射が困難な場合でも、濃度ムラの発生が少ない画像を提供できています。

乳房撮影(マンモグラフィ検査)

・AMULET Innovalitiy(富士フイルムメディカル社製)

〇当院の特徴
当院では日本乳がん検診精度管理中央機構が認定する「検診マンモグラフィ撮影認定診療放射線技師」有資格の女性技師が多数在籍しており、日々の撮影技術向上に努めております。
撮影装置にはトモシンセシスが搭載されており、3次元的な画像処理によって、乳腺の重なりの少ない画像が得られるため、乳腺にかくれた病変も見つけやすくなります。
また、トモシンセシスガイド下吸引式組織生検も行っており、乳がんを疑う微細な石灰化や乳腺の病変が存在する場合に、画像にて病変を確認しながら組織を採取し、確定診断を行うことが可能です。

CT検査

・Aquilion ONE/NATURE (キャノンメディカルシステムズ社製)

320列ADCTで、最新のAI技術であるDeep Learningを用いた画像再構Advanced intelligent Clear-IQ Engine(AiCE)が搭載されています。最大の特徴は、0.275秒で1回転(最大160mm)のスキャンが可能な点です。
脳や心臓検査においては、寝台移動を伴わないVolume Scan1回で撮影が可能となり、造影剤量低減も行うことができ、患者さんに対して大幅な負担軽減となります。特に心臓検査では連続して造影剤なしと造影剤有りの状態を撮影することで、心臓の石灰化をサブトラクションした画像を出すことも可能です。
整形領域では、寝台に横にならず立った状態のまま撮影をすることも可能です。
さらに、従来までの形態画像にプラスして動態画像が撮影できます。頭部領域では、造影検査において連続撮影することで、頭部全体の血行動態を確認することが可能となり、呼吸器領域では、連続的にX線を曝射し、自然呼吸下で肺を撮影することで、肺そのものの動きや病変の動きを捉えるなどができます。

・Aquilion Prime SP SPREAD (キャノンメディカルシステムズ社製)

80列マルチスライスCTで、最新のAI技術であるDeep Learningを用いた画像再構Advanced intelligent Clear-IQ Engine(AiCE)、金属ア-チファクトを効果的に除去することが出来るSEMAR、最先端の臨床アプリケ-ションを多数搭載しています。78cm大開口径ガントリが特徴で、ポジショニング後に寝台を上下左右に動かすことが可能となっており、目的部位をオンセンタ-で撮影することが容易となりました。

血管造影検査

・Allura Xper FD20/20(PHILIPS社製)

大口径FPDを2枚搭載し様々な手技に対応することが出来き、XperCTを活用し治療計画や術中の画像表示、術後の評価を行えます。
放射線技師は、DA/DSAやXperCTの撮影、REFやロードマップの作成、3D画像支援、被爆管理、造影剤管理など多岐に渡り手技への支援を行っています。

・Trinias B12 (SHIMADZU社製)

循環器科専用の血管造影室になっており、心臓領域では拍動で動く画像からリアルタイムでStentの情報を抽出しその視認性を向上させながらStentを固定表示させるStent View。 下肢領域ではDSA撮影中に平面上での線形補正だけでなく、観察部位のねじれなど3次元的な補正がおこなえるFlex-APSなど様々な機能が搭載された装置です。
放射線技師は、REFの作成、3D画像支援、被爆管理、造影剤管理など多岐に渡り手技への支援を行っています。

ハイブリッド手術室
・Artis pheno (シ-メンスヘルスケア社製)

床置き式の装置となっておりケーブルが床の中に収納され、最大SIDが130 cmとなっており清潔な術野を保つことが出来ます。また手術台とも連動しておりCアームが手術台に接触することはありません。
放射線技師は、DA/DSAやXperCTの撮影、REFやロードマップの作成、3D画像支援、デバイス選択時の計測、被爆管理、造影剤管理など多岐に渡り手技への支援を行っています。

MRI検査

当院のMRI装置は1.5T装置1台、3.0T装置2台の計3台が稼働しています。

・PHILIPS社製 Elition 3.0T(2023年導入)
70cmワイドボア、新設計のVegaグラジエントを搭載した最新機種です。MultiTransmit4Dにより、動きを伴う腹部や心臓の検査でも3.0T特有の励起ムラが解消されています。また、高速撮像とノイズ除去を両立する「SmartSpeed AI」により、高画質・高速化・高分解能化を可能としています。造影剤を使用せず、血液の流れを時間的に解析することができる4D-Flowの撮像も行っています。
また、Elition 3.0TにはAmbient Experienceが搭載されています(図4.)。患者様ご自身で検査中に見たい映像を選択し、プロジェクターにより壁面に映し出された映像、検査室内の間接/LED照明、音楽が一体となり、快適な環境を提供することで検査の負担を軽減します。
※検査部位によってはAmbient Experienceを利用できません。

Elition 3.0T(PHILIPS社製) 外観

Ambient Experience

Ingenia 3.0T Evolution(PHILIPS社製) 外観

・PHILIPS社製 Ingenia 3.0T Evolution (2023年導入)
既存のIngenia 3.0Tに新機能「SmartWorkflow」を搭載し、最新装置にアップグレードしたものになります。このアップグレードにより、機能としては上記のElition 3.0Tとほぼ同等のものとなります。

Ingenia Prodiva 1.5T(PHILIPS社製) 外観

・PHILIPS社製 Ingenia Prodiva 1.5T CX (2017年導入)
MRI検査特有の騒音を静音化する技術を導入しています。SENSEとCompressed Sensingを融合した高速化技術、Compressed SENSEを導入しており、短時間で3.0Tと遜色ない高画質な画像を提供できます。 DWIBSでは、3.0Tと比較してSARによる撮像時間の延長が少なく、コイルの軽量化によりセッティングも非常に簡便です。さらに、SNRが高く歪みも少ない為、高画質な画像が短時間で得られます。

核医学検査

・Discovery NM630 (GE Healthcare社製)
  
コリメータと検出器に起因する画像の劣化を補正する画像処理用ソフトウェア「Evolution」を搭載し、従来と同等の画像を維持したまま撮像時間の短縮が可能。
また、従来から小型・軽量化を図ったElite NXT検出器や、開口径を拡大したガントリーを採用し、検査時の患者の圧迫感を大きく低減。

・Ventri (GE Healthcare社製)

コンパクトな設計で高品位な検査を実現した心臓用SPECT装置。   
画像処理ソフト「Evolution for cardiac」を搭載し、コリメータの幾何学的構造、散乱線などの影響による画質劣化を逐次近似画像再構成の過程で補正することで、従来と同等の画像を維持したまま撮像時間の短縮が可能。

骨密度検査

・PRODIGY(GE Healthcare社製)
  
GE独自のスマートスキャン方式と対軸方向に対するnarrow-angleファンビーム方式を取り入れた、新たなスマートファンビームを採用しています。これにより得られた画像は、どの位置の骨でも骨面積と骨塩量が正確に計測可能です。さらにHAL(Hip Axis Length)などの重要な長さの計測も、ゆがみ無く高精度かつ確実に行うことができます。

放射線治療

・放射線治療装置 :Novalis Tx (BLAINLAB社製)
:VersaHD (Elekta社製)

・治療計画CT装置 : Aquilion Exceed LB (キャノンメディカルシステムズ社製)

2018年10月より、旧装置の更新を行い、高精度放射線治療機VersaHDを導入しました。高精度放射線治療機Novalis Txと2台体制にて放射線治療の提供しており、いずれの装置においても高精度な治療に対応出来るようになっております。
2台の装置には、それぞれ特徴的な機能を有し部位による使い分けが行われています。

Novalis Txは、高精度画像誘導システムと微細なビーム射出部開口部しぼり(マイクロマルチリーフ)を統合した放射線治療機で、3種類の画像誘導装置を備え、治療寝台上で体表の動きを赤外線で、骨格の動きをX線透視画像で、内部臓器の動きをCT横断像で把握し、コンピューター計画時との誤差を0.1mmの精度で位置座標を算出できます。算出したずれをロボット寝台が毎回、自動的に補正し精密な治療を実現します。特に、頭部の定位放射線治療において高い性能を有しています。

VersaHDは、光学式体表面モニタリングシステムにより治療位置情報をリアルタイムに取得し、治療計画どおりの体位の再現および治療中の動きに対応ができます。Agilityと呼ばれるマルチリーフコリメータは40cmのビーム射出口に5mm幅のマルチリーフが160枚搭載され非常に広範囲な強度変調放射線治療を行い、リーフの高速駆動やリーフ間の漏洩線量が少ない設計のため重要臓器へ配慮した治療が可能となります。

両装置とも、頭部のみならず全身の腫瘍に対し高精度放射線治療(定位放射線治療、強度変調放射線治療:IMRT、回転強度変調放射線治療:VMAT、画像誘導放射線治療:IGRT)が可能となります。患者様に優しい精度の高い治療を実施していきます。

ER(救急室撮影)

●一般撮影
X線発生装置
・MRAD-A50S-P1 (Canonメディカルシステムズ社製)
X線平面検出器
・AeroDR (コニカミノルタ社製)
1700mmの広い可動範囲であり、操作ハンドルに設けたパネルで撮影室内にて撮影条件の表示および設定、術式選択が行え、高齢者や小児の撮影時、外傷のストレッチャー上での撮影に付き添いながらの検査をサポートします。FPD(フラットパネルディテクタ)及びインテリジェントグリッド(Intelligent-Grid)を使用し、散乱線によるノイズを抑制、コントラストを調整しています。

回診用X線撮影装置
・CALNEO GO PLUS (富士フイルムメディカル社製)
コンパクトな本体で、初療室や処置室などの狭いスペースでも優れた機動性を発揮します。バーチャルグリッド(Virtual Grid)を使用し、FPDは17×17インチを使用しており、救急室での撮影をより迅速に行うことが出来ます。

●透視検査
外科用デジタルCアーム装置
・OEC7900 Fluorostar (GE Healthcare社製)
Cアーム本体と画像処理・表示するモニターワークステーション本体の2つの大型コンポーネントからなる装置構成を一体化することでコンパクト化を実現し、検査室ならびに保管スペースが縮小しました。高感度・高解像度のため、四肢の徒手整復での使用や患者の容態が悪くTV検査室への移動が困難な場合の透視検査に使用します。

●CT検査
・Revolution EVO (GE Healthcare社製)
全身用X線CT診断装置。0.35秒の高速回転でスキャン時間を大幅に短縮、短い息止め時間・鎮静剤使用の回避そしてアーチファクト低減効果をもたらしました。最新テクノロジーであるClarity DetectorとASiR-Vを搭載しており、ノイズ低減に最大限フォーカスして開発され、高分解能(画質)、被ばく低減、低管電圧撮影による造影剤低減、検査効率向上を実現しました。外傷全身CT撮影などの時間を短縮するため、迅速に次の処置を行うことが出来ます。