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薬剤師外来(医療用麻薬)


「医療用麻薬」に対して
不安な気持ちやお困りことはありませんか?


がんに対する痛みのコントロールでは、しばしば医療用麻薬が使われます。医療用麻薬はがんの痛みにとても有効な薬です。使う量に上限がないので、痛みが強くなれば、それにあわせて薬を増やすことができます。しかし、麻薬中毒のイメージから、医療用麻薬を敬遠され、痛みを我慢して過ごしている方も少なくありません。医療用麻薬は、痛みがある状態で使用すると、中毒にならないことがわかっています。副作用に対しても、さまざまな薬や対処法が開発され、十分に対応できるようになっています。

また、医療用麻薬の種類も増えたことから、一人ひとりの痛みに応じた薬を使用できるようになっています。
当院では認定薬剤師が中心となって患者さんとご家族を支援する薬剤師外来を設置しています。

相談内容

  • 薬の飲み方(使い方)がわからない・・・       
  • 痛みを何とかしてほしい・・・
  • これって副作用なの?             
  • 医療用麻薬って中毒や依存にならないの?  
  • 痛み止めを使うタイミングが分からない
  • くすりの量を減らしたい           など


対象

当院の「消化器内科」「呼吸器内科」を受診し、医療用麻薬を初めて処方されている患者さんとそのご家族
※順次対象科を拡大していきます

ご利用方法

薬剤師外来は、医師からの依頼・予約が必要となります。
ご利用の際は、担当医へご相談ください。

ご利用の流れ

はじめて医療用麻薬を使用される方

【1】 血液検査を行います。検査の窓口にお越しください。
【2】 担当医による診察を行います。
薬剤師外来を希望される方は、担当医へご相談ください。担当医から薬剤師外来に依頼がきます。
※医療用麻薬についてより詳しい説明が必要と判断した場合は、担当医より薬剤師外来の利用を提案します。
【3】 医師より処方された医療用麻薬の説明を緩和薬物療法認定薬剤師又は緩和医療に対する知識を「十分」もった薬剤師が患者さんやそのご家族に丁寧にご説明します。
不安な気持ちやお困りごとなどもご相談ください。相談した内容は、担当医と情報共有します。
【例】
  • 痛みの状況の確認と痛みがある場合はその対応 
  • 医療用麻薬の特徴や内服方法  
  • 医療用麻薬に対する不安(中毒 依存)解消
  • 副作用について、その対処方法
  • アレルギー歴や他の医療機関処方薬  
  • サプリメントを含めた服薬による処方された医療用麻薬との飲み合わせの確認  など
【4】 医師・薬剤師の説明に従い、薬を服用してください。

医療用麻薬使用後はじめて外来に来られる方

【1】 血液検査を行います。検査の窓口にお越しください。
【2】 検査と医師の診察前に薬剤師外来にて面談を行います。
面談では、緩和薬物療法認定薬剤師又は緩和医療に対する知識をもった薬剤師が「正しく服用できているか」「量は適切か」「副作用の有無・副作用が起こった際の対応策」などの確認や医療用麻薬服用中のお困りごとについての相談に応じます。
面談を元に医師への提案を行うことで、より患者さんにあった治療方法を考えます。
【例】
  • 医療用麻薬の効果を確認し痛みに応じて投与量の増減を提案    
  • 副作用に対する薬物治療の提案       
  • 残薬調整               
  • 患者さんもしくは家族が必要とする情報の提供   など
【3】 担当医は、薬剤師からの提案を元に、より患者さんにあった治療薬を処方します。
【4】 医師・薬剤師の説明に従い、薬を服用してください。
※現在の指導回数は2回までを予定しています。今後患者さんの必要に応じて回数を増やしていこうと考えています。

認定薬剤師(緩和薬物療法認定薬剤師)紹介

認定薬剤師とは、医療薬学分野における実務経験に基づいた一定水準以上の知識・技能を兼ね備え、さらに学術活動・研究活動の実績を有する薬剤師です。

緩和薬物療法認定薬剤師とは

がん治療において痛みをコントロールする薬剤の担う役割は非常に大きく、専門的な技術と注意を要する医薬品の服薬指導と処方支援を行う薬剤師には専門的な知識、高いコミュニケーション能力が求められています。そこで「緩和薬物療法認定薬剤師」という資格がもうけられ、当院は緩和薬物療法認定薬剤師が3人在籍しています。

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