2002年4月からカテーテル室において、不整脈を専門とする循環器医師の赴任により心臓内電気生理検査業務を開始しました。
心臓電気生理検査は、カテーテルを介して心臓内の細かい電位を測定することで、不整脈の確定診断を行うことができます。このEPSで不整脈が確認されればカテーテルアブレーションといって、頻脈(脈が早くなること)となる余分な刺激経路を焼き、頻脈による胸のドキドキや意識消失等を治療します。
臨床工学技士はこの際、不整脈解析装置を操作し、細かい心内心電図を循環器医師と共に確認し記録します。また、診断に必要となる心臓内への直接電気刺激を行い、頻脈を誘発なども行います。
確定診断が行われれば高周波装置による焼灼を、医師の指示のもと操作を行います。心臓を立体的に描くことが出来る3Dマッピング装置を操作して安全に行っています。
カテーテルアブレーションにて不整脈解析装置・3Dマッピングを操作しているところ
カテーテルアブレーション(クライオアブレーション)をしているところ
心臓内に入ったたくさんの電極
心臓の中の電位を100mm/sの速度で確認し診断する