9月 “もしも”に備えます。/救急・集中治療科/救命救急センター/重症患者初期支援チーム
【特集】“もしも”に備えます。
救命救急センターは、重いけがや急病など命に関わる状態の患者さんに、24時間体制で高度な救急医療を提供する三次救急医療の拠点で、地域の方々の“もしも”に備える場所です。
当院の救命救急センターの特長は、C棟1階の救急外来(病院正面玄関横)内でCTなどの検査も行えることや、救急外来から手術室・集中治療室
(ICU)・血管造影室にダイレクトに移動できる構造になっていることと、医師・看護師・薬剤師・臨床工学技士など多様な専門スタッフが連携し合いチーム一丸となって高度な医療を、さまざまな状況の患者さんにご提供できることです。
(ICU)・血管造影室にダイレクトに移動できる構造になっていることと、医師・看護師・薬剤師・臨床工学技士など多様な専門スタッフが連携し合いチーム一丸となって高度な医療を、さまざまな状況の患者さんにご提供できることです。
日々、搬送される患者さんを診させていただいていますと、日常生活の中での小さな工夫がけがや病気の発生や重症化を防ぎ、元の生活に戻れる可能性を大きくすることに気づかされます。いくつか例をご紹介しますと、
- 家の中での転倒、骨折を防ぐために、床の段差をできる限りなくし、敷物は滑らないように固定しましょう。
- 誤飲による窒息のおそれのある小物や熱湯の入ったポットは、小さなお子さまの手が届かない場所へ遠ざけましょう。
- 交通事故を減らすには、まず、時間と心にゆとりを持つことです。歩行時は周囲の安全確認を怠らないこと。車は同乗者もシートベルトをすること、自転車のヘルメット着用も身を守ることにつながります。
- 熱中症は、エアコンを適切に使う、こまめに水分をとるといった身近な対策で予防しやすくなります。
- 心筋梗塞などの心血管疾患や脳卒中は、食事・運動・睡眠などの生活習慣を整えることや、高血圧、糖尿病、脂質異常症などの治療を日頃から継続することが、リスクを下げます。
- 心不全や慢性呼吸器疾患などの持病がある方は、定期的受診を欠かさず、決められた薬をまじめに続けることが、急変を防ぐ支えになります。
その他の日常生活の中にも、思わぬ救急受診につながる場面があります。私たちの救命救急センターは、皆さまの“もしも”のために、いつでも扉を開けて準備しています。同時に、地域の皆さまが大きな病気やけがをできる限り未然に防ぎ、健やかな日常を送られることを、心から願っています。
文責:救急・集中治療科 部長/救命救急センター長 土手 尚
文責:救急・集中治療科 部長/救命救急センター長 土手 尚
【診療科・センター紹介】救急・集中治療科/救命救急センター

救急患者さん、重症患者さんへの総合診療
救命救急センターは、年間7,000台前後の救急搬送と徒歩で受診される方を含めて1年に17,000人前後の救急患者さんの診療を行っています。
救急医は急性期医療に強いジェネラリスト(総合医)として、様々な病気やけがで救急外来を受診された患者さんの診察を行った上で、各診療科と協働してより専門的な治療につなげていきます。また、集中治療の専門家としてICU(集中治療室)や救命救急病棟の入院患者さんの治療も行っています。
当院の総合力を最大限に活かすために、看護師や医療スタッフ、患者支援センターなど他部門との連携を強化し、救急患者さんが抱える複雑な問題の解決をはかり、地域のセーフティネットとして質の高い救急医療を提供できるよう努めて参ります。
文責:救急・集中治療科 部長/救命救急センター長 土手 尚(写真前列中央)
救急医は急性期医療に強いジェネラリスト(総合医)として、様々な病気やけがで救急外来を受診された患者さんの診察を行った上で、各診療科と協働してより専門的な治療につなげていきます。また、集中治療の専門家としてICU(集中治療室)や救命救急病棟の入院患者さんの治療も行っています。
当院の総合力を最大限に活かすために、看護師や医療スタッフ、患者支援センターなど他部門との連携を強化し、救急患者さんが抱える複雑な問題の解決をはかり、地域のセーフティネットとして質の高い救急医療を提供できるよう努めて参ります。
文責:救急・集中治療科 部長/救命救急センター長 土手 尚(写真前列中央)
【診療を支えるスペシャリスト】重症患者初期支援チーム
医療者と患者/家族の架け橋に

急に命に関わる大きな病気やけがで入院になり、ご本人やご家族は気持ちが動転し“どうしたらよいか分からない”という中で、医療者から治療方針の選択を迫られる場面があります。私たち重症患者初期支援チームは、このような場合に患者・家族と医療スタッフの間に立ち、中立的立場から最良の治療法を選択できるように支援する専門職です。「説明が難しくてよく分からない」、「医師や看護師には聞きにくい」ことも、私たちが代弁し、患者さんと医療スタッフの橋渡し役をいたします。また、診療開始早期から心理的ケアも行います。

集中治療を必要とする患者さんとご家族を支えるスペシャリストとして、入院初期から寄り添い、最善な医療を受けていただけるように努めて参ります。
文責:看護部 クリティカルケア認定看護師 鈴木 美由紀(写真左)
文責:看護部 クリティカルケア認定看護師 鈴木 美由紀(写真左)
2026年9月号(冊子)

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