5月 近視抑制治療ってなあに?/眼科/臨床工学技士
【特集】近視抑制治療ってなあに?
近視とは?

近視とは、遠くから目の中に入ってきた光が網膜より前でピントを結ぶことで、遠くのものがぼやけて見える状態のことを言います。近視の多く
は軸性近視と呼ばれるもので、眼球の前後の長さ(眼軸長)が伸びることで生じます。学童期に発症することが多く、その後18歳頃まで進行します。
は軸性近視と呼ばれるもので、眼球の前後の長さ(眼軸長)が伸びることで生じます。学童期に発症することが多く、その後18歳頃まで進行します。
増える学童近視
文部科学省の学校保健統計調査によると、裸眼視力が1.0未満の児童の割合は、1979年には小学生で17.91%、中学生で35.19%、高校生で53.02%でしたが、2022年には小学生で37.88%、中学生で61.23%、高校生で71.56%と増加してきています。学童の裸眼視力が1.0未満となる原因の多くが近視と考えられます。近視が進み、眼軸長が長くなりすぎると、病的近視という状態になり、目にさまざまな合併症を生じて、眼鏡などで矯正しても視力がでない状態となることがあります。

近視進行抑制治療とは?
身体が成長するのと同様に、眼軸長も成長に伴い伸びていきます。近視抑制治療は近視を改善する治療ではなく、近視の進行を抑制する、つまり眼軸長が伸びる速度を緩やかにする治療です。
【治療の種類】
↑これらの治療は当院で行っています。
その他、
※いずれも保険適用外(自由診療)
※対象は5歳以上の近視の方
※各治療のメリット・デメリットや治療費に関してはこちらをご参照ください。
- 低濃度アトロピン点眼液
- オルソケラトロジー
- 多焦点ソフトコンタクトレンズ
↑これらの治療は当院で行っています。
その他、
- 近視管理用眼鏡
- レッドライト療法 など
※いずれも保険適用外(自由診療)
※対象は5歳以上の近視の方
※各治療のメリット・デメリットや治療費に関してはこちらをご参照ください。
近視を進めないためには?

日中の屋外活動時間を作ること(2時間程度)、近いところを見る作業を行う際には、部屋は明るく、姿勢を良くして、30分に1回は20秒以上休憩をとること、長時間近いところを見る作業は控えることなどに気をつけましょう。また、特に強い近視になる要因として、発症年齢が若い(小学校入学前~小学校低学年)、両親が近視、近視進行が早い(年に-0.75D以上進行)ことがあげられます。将来、強い近視で困らないためにも、早めに近視進行予防に取りかかりましょう。
文責:眼科 医長 中澤 理紗
文責:眼科 医長 中澤 理紗
■参考文献 文部科学省 児童生徒の近視実態調査事業(https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/2024/attach/mext_01403.html)
【診療科・センター紹介】眼科

「一生よく見える目」を守り抜く
当科は地域における眼科医療の最後の砦として、高度な医療技術と豊富な臨床実績を活かした診療を行っています。
眼科医学は急速に進化しており、各疾患に対してより精密で専門的なアプローチが不可欠です。当科には各領域のスペシャリストが揃っており、最新の科学的根拠(エビデンス)に基づいた適切な治療をご提案しています。特に手術では最新機器を備えて、難治性の緑内障や複雑な網膜疾患など、年間約3,000件の手術を実施しています。
一般初診から専門外来(緑内障、黄斑、斜視・弱視、ロービジョンなど)へのスムーズな移行、手術から術後フォローアップまで、一貫した質の高い医療体制を整え、一つひとつの症例に真摯に向き合い、最新の知見と技術をもって患者さんの「一生よく見える目」を守り抜くという使命のもと、地域の皆様に信頼される医療を提供し続けてまいります。
文責:眼科 部長 朝岡 亮(写真前列右から2番目)
眼科医学は急速に進化しており、各疾患に対してより精密で専門的なアプローチが不可欠です。当科には各領域のスペシャリストが揃っており、最新の科学的根拠(エビデンス)に基づいた適切な治療をご提案しています。特に手術では最新機器を備えて、難治性の緑内障や複雑な網膜疾患など、年間約3,000件の手術を実施しています。
一般初診から専門外来(緑内障、黄斑、斜視・弱視、ロービジョンなど)へのスムーズな移行、手術から術後フォローアップまで、一貫した質の高い医療体制を整え、一つひとつの症例に真摯に向き合い、最新の知見と技術をもって患者さんの「一生よく見える目」を守り抜くという使命のもと、地域の皆様に信頼される医療を提供し続けてまいります。
文責:眼科 部長 朝岡 亮(写真前列右から2番目)
【診療を支えるスペシャリスト】臨床工学技士

臨床工学技士は医療機器の保守点検を行う専門職です。アイセンターでは白内障を始めとして、網膜剥離、緑内障、まぶたの手術などさまざまな種類の手術が多数行われています。臨床工学技士はそれらに使用される専用の手術装置が常に正しく稼働できるように整備・点検し手術中には装置を操作しています。また、手術に使用されるインプラントなどの消耗品を管理して、患者さんが安心・安全に手術を受けていただけるように日々気を配っています。外来においては、硝子体内注射治療や眼処置の器具準備、治療介助を行っています。

患者さんと直接お話する機会はあまりありませんが、常に縁の下の力持ちとして診療をサポートしています。
文責:臨床工学室 田中 良樹(写真右から2番目)
文責:臨床工学室 田中 良樹(写真右から2番目)
2026年5月号(冊子)

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眼科 - 診療を支えるスペシャリスト
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