2023年 TAVI100症例達成
当科は2017年にハイブリッド手術室が完成しTAVI治療を導入してから2023年7月に100症例を達成しました。
心臓血管外科医や循環器科医の他、看護師や各医療技術を含む多職種が密に連携するハートチームとして活動しており、患者さんの治療適応決定から退院先の決定までを総合的に話し合って決めていきます。ハートチームカンファレンスはひと月に2回開催し、現在は主に大動脈弁狭窄症症例の治療方針について多職種間で活発な議論が行われています。今後は超高齢者やFrailtyの高い患者さんなど、より総合的な治療介入が必要な患者様について話し合ってゆく方針です。
心臓血管外科医や循環器科医の他、看護師や各医療技術を含む多職種が密に連携するハートチームとして活動しており、患者さんの治療適応決定から退院先の決定までを総合的に話し合って決めていきます。ハートチームカンファレンスはひと月に2回開催し、現在は主に大動脈弁狭窄症症例の治療方針について多職種間で活発な議論が行われています。今後は超高齢者やFrailtyの高い患者さんなど、より総合的な治療介入が必要な患者様について話し合ってゆく方針です。
入職後のイメージ
当科はEVAR、TEVARなどのステントグラフト治療、大動脈弁狭窄症に対する治療として標準的(外科的)大動脈弁置換術(SAVR)、低侵襲(小切開)大動脈弁置換術(MICS AVR)、経カテーテル的大動脈弁置換術(TAVI)、また末梢血管治療はハイブリッド手術室で施行しております。当院で採用している透視装置はSiemens ARTIS phenoで様々なStructural heart diseaseに対応可能です。加えて今後は人工心肺装置HASⅢの導入を予定しております。その他僧帽弁閉鎖不全症に対しては僧帽弁形成術を行っております。術後はsurgical ICU(8床)、その他にもemergent ICU 8床、Pediatric ICU 6床、CCU8床での病棟管理にも携わっていただきます。
またドクターヘリ、高度救命センター、外傷センターの一員としての心大血管損傷への対応など救急にも力を入れています。
またドクターヘリ、高度救命センター、外傷センターの一員としての心大血管損傷への対応など救急にも力を入れています。
診療と手術実績 2023年度
学会認定 等
・三学会構成心臓血管外科専門医認定機構規則に規定する基幹施設
・TAVI(経カテーテル的大動脈弁置換術)実施施設
・IMPELLA 補助循環用ポンプカテーテル実施施設
・日本低侵襲心臓手術学会 代議員施設・施設会員
・胸部大動脈瘤ステントグラフト実施基準による血管内治療の実施施設
・腹部大動脈瘤ステントグラフト実施基準による血管内治療の実施施設
・下肢静脈留に対する血管内焼灼術の実施基準による実施施設
・TAVI(経カテーテル的大動脈弁置換術)実施施設
・IMPELLA 補助循環用ポンプカテーテル実施施設
・日本低侵襲心臓手術学会 代議員施設・施設会員
・胸部大動脈瘤ステントグラフト実施基準による血管内治療の実施施設
・腹部大動脈瘤ステントグラフト実施基準による血管内治療の実施施設
・下肢静脈留に対する血管内焼灼術の実施基準による実施施設
診療部長からのメッセージ
当院は静岡県西部地区のドクターヘリ基地であり高度救命救急センターであるため、重症心血管疾患に対応できるように2006年に開設されました。当院の使命を果たすため、急性大動脈解離や大動脈瘤破裂といった緊急疾患に可能な限り迅速に対応できるようにしています。同時に地域医療への貢献も重視しております。低侵襲手術にも取り組んでおり、地域のニーズに合う心臓血管外科を目指しています。当科で共に働き様々な手術を経験していくことで更に成長していきましょう。