救急科

~ 現場で学び、地域を支える救急医へ ~

 

救急医療の現場には、教科書だけでは学べない経験があります。
救急車で搬送される患者さん。
ドクターヘリで現場から搬送される重症患者さん。
そして、災害時に地域全体を支える医療活動。
聖隷三方原病院高度救命救急センターは、静岡県西部地域の高度救急医療を担う最後の砦として、
24時間365日診療を続けています。

私たちが最も大切にしているのは、目の前の患者さんです。
自分たちのもとに来てくださった患者さんに最善を尽くすこと。
そして、その経験や思いを次の世代へ伝えていくことも、私たちの重要な使命だと考えています。

■数字で見る救命救急センター

数字は、私たちが向き合っている現場の大きさを物語っています。
 

・12,649名
救急外来受診患者数
毎日さまざまな患者さんが救急外来を訪れます。
症状も年齢も背景も異なる患者さんと向き合うことが、救急医としての引き出しを増やしてくれます。

5,867件
救急車搬入件数
静岡県西部地域の重症救急を支える中核施設として、多くの救急搬送を受け入れています。

258件
ドクターヘリ出動件数
病院で待つのではなく、患者さんのもとへ向かう。
病院前診療だからこそ学べることがあります。

1,862名
高度救命救急センター入院患者数
重症患者の診療を数多く経験できる環境があります。

771名
ICU入室患者数
救命だけではなく、その先の集中治療まで担います。

205件
緊急手術

・126件
緊急冠動脈造影

・121件
人工呼吸管理
救急外来だけでは経験できない重症管理の機会があります。

■聖隷三方原病院で経験できる4つの学びのフィールド

① 救急外来

年間多数の救急搬送を受け入れています。
呼吸不全、敗血症、脳卒中、急性冠症候群、多発外傷など、幅広い症例を経験できます。
若いうちにどれだけ患者さんを診たか。
その経験が医師人生の土台になります。

病院前診療

ドクターヘリやドクターカーを活用し、患者さんのもとへ向かう医療を実践しています。
救急現場から診療を開始する経験は、救急医として大きな財産になります。
また、当科では地域消防機関とのシミュレーション訓練を定期的に開催しており、
救急科専攻医には必ず参加していただいています。
消防職員との顔の見える関係を構築しながら、病院前から病院収容後までを見据えた救急医療を学ぶことができます。
病院の中だけではなく、地域全体で患者さんを支える視点を身につけることができます。

災害医療

静岡県は南海トラフ地震への備えが求められる地域です。
当センターでは、災害訓練や災害対応、ドクターヘリ本部運営などにも積極的に取り組んでいます。
救急科専攻医は、研修中に静岡県L-DMAT隊員を目指すことも可能です。
災害医療は特別なものではなく、平時の救急医療の延長線上にあります。
平時から災害時まで地域医療を支える力を身につけることができます。

集中治療

当院は日本集中治療医学会認定施設であり、集中治療専門医が在籍しています。
ICUでは重症患者管理を学ぶことができ、救急現場から集中治療まで一貫した経験を積むことが可能です。
また、集中治療専門医取得を目指した研修も可能であり、救急医としての専門性をさらに高めることができます。
救急医療と集中治療は切り離せない関係にあります。
重症患者を救命し、その後の集中治療まで責任を持って関わることで、より幅広い視点を持った救急医を目指すことができます。

■入職後のキャリア

救急医療に必要な力は、一朝一夕には身につきません。
だからこそ、焦らず、一歩ずつ成長してほしいと考えています。
 
STEP1 ER・病棟診療
まずは救急診療の基本を身につけます。

STEP2 重症患者管理
ICUや高度救命救急センターで全身管理を学びます。

STEP3 フライトドクター教育
上級医とともに現場へ向かい、病院前診療を経験します。

STEP4 独り立ち
自ら判断し、診療の中心として活躍します。

STEP5 急性期医療マネジメント
将来的にはチームや地域医療を支える存在へ。
 
私たちは、単に手技を覚えるだけではなく、人を育てることを大切にしています。
加えて、過酷な救急医療の現場を回すために勤務条件を改善し、
当科での労働時間は全てシフト制を採用し、勤務超過が無くきちんとした労働環境を構築しています。

■診療部長メッセージ

私たちが最も大切にしているのは、目の前の患者さんです。
救急医療では、患者さんが病院や医師を選んで来院されるとは限りません。
だからこそ、私たちは「自分たちのもとに来てくださった患者さんに最善を尽くす」ことを大切にしています。
聖隷三方原病院には、高度救命救急センター、ドクターヘリ、ICUがあり、多くの症例を経験できます。
しかし本当に誇れるのは設備ではありません。
患者さんのために考え、支え合いながら診療する仲間たちです。
私達が目指す救急医療に興味のある方は、ぜひ一度見学にお越しください。


救急科の日常や教育活動、ドクターヘリ・災害医療への取り組みについては、Instagramでも発信しています。
Instagramはこちらから→https://www.instagram.com/mikataqq/

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