A3病棟

  • 消化器内科、外科
チームワークで看護の力を高め合い
質の高い実践に繋げています

Q

病棟ではどのような看護ができますか?

A

良性から悪性まで多岐にわたる消化器疾患の検査、治療、周術期、緩和ケアなど急性期から終末期まであらゆる病期の看護を学ぶことができます。慢性疾患も多く患者・家族指導や、退院支援にも力をいれており、自宅で生活するために入院中に必要なことは何かをスタッフみんなで考え、患者さんに関わる多職種と協働し患者看護につなげています。

ここに注目!

若手スタッフが多数活躍している職場です。ママさんも家庭と仕事の両立をして楽しく働いています。緊急入院なども多く大変なこともありますが、スタッフ同志コミュニケーションをとり協力しながら楽しく仕事しています。スタッフの職場教育へも力を入れているので看護師として成長できる職場です。

職場の特徴

  • 消化器疾患の急性期(診断・治療)から終末期の患者さん・家族への看護が学べます
  • 疾患を抱えながら自宅で生活ができるよう、退院後の生活を見据えた援助を考えながら退院支援を行います
  • 患者さんにとって何が良いのかを、職場のスタッフ、医師、多職種とコミュニケーションを取りながら検討し、対応します

大切にしている看護

  • 相手の思いを大切にし、患者さん・家族の意思決定を支える看護を行う事です。

看護体制(実際のPNS場面)

看護室の場面

業務開始時、新人看護師と先輩看護師、リーダーとの3名でショートカンファレンスを実施します
【新人看護師】
○号室の●●さん今日は大腸内視鏡検査があります。
9時から洗腸剤を内服してもらいます。
【リーダ看護師】
●●さんはどんな患者さん?
どんな事に注意していこうか?
【新人看護師】
大腸癌うたがいの患者さんです。
洗腸剤の内服を時間通りにやってもらうようにしたいです。便の性状も確認していきます。
【リーダ看護師】
この患者さん、認知症のために記憶やコミュニケーションの障害があるね。
ふらつきもあって移乗するのに見守りが必要な患者さんだね。
いつもの下剤内服する時より気をつける事がいろいろあると思うんだ!
下剤の内服についてどうやって説明したら良いかな?
気を付けることはなんだと思う?
【新人看護師】
えーと…。
転倒しないように気をつける?ですか?
【リーダ看護師】
そうだね。転倒のリスクが高くなるね。対策を考える必要があるね。
便は朝出ているか確認しましたか?今日の検査の事はどのように理解されているかな?
洗腸剤の内服の仕方も考えた方が良さそうだね。
症状がうまく伝えられないかもしれないね。
患者さんの所に行く前に、どのように対応していくのか相談してから、一緒に患者さんの所に行こう!

患者対応の場面

新人看護師は、ショートカンファレンスの後、
ペアの先輩看護師と、どのように対応していくのか確認をして患者の対応をしています
【新人看護師】
先輩と相談して、洗腸剤は私が管理しながら内服をすることにしたけど…。
「ゆっくり飲んでくださいね」と1回分の洗腸剤を渡すと一気に飲まれて…。私の説明の仕方が悪いのかな?
患者さんは「何ともないよ」って言うけど…。洗腸剤の内服は進んでいるのに便が出ない…。
このまま飲み続けてもらっても良いのかな?先輩に報告しよう。
【リーダ看護師】
一緒に患者さんの状態を観察してみようか!
患者さんの様子はどう?
お腹の張りや動きはどう?気持ち悪さは出ていないかな?
自分で動けない患者さんだから、ベッドの上で身体をゴロゴロ動かしてもらおうか。
お腹のマッサージもしてみようか?
水分も摂れるように工夫してみましょう。
【新人看護師】
患者さんの腹部は問題なさそうです。
腸も良く動いています。便意が少し出てきたみたいなので、ポータブルトイレに移ってもらいます。
声かけしながら誘導してみます。

振り返りの場面

【リーダ看護師】
朝、ショートカンファレンスで相談した事が実践できていたね。
患者さんの事を考えながら工夫していたし、対応ができていたと思うよ。
患者さんに合わせた対応を考えて実践することが大切だね。
【新人看護師】
無事に検査終わって良かったな。患者さんに合わせて説明したり、対応しなきゃいけないんだな!!
次からも気をつけよう!!