F5病棟

  • 整形外科、結核、眼科 等
人生を支える専門的な看護を提供します

Q

病棟ではどのような看護ができますか?

A

整形外科では、主に下肢の人工関節への置換や骨折による手術を受ける患者さんの手術前後の看護、在宅生活にむけた退院支援などが実践できます。結核病床では、患者さんが治療のため確実に内服を行い副作用の観察が行えるよう支援や指導を行っています。80~100歳代と高齢な患者さんも多いため、高齢者の方への関わりについて学ぶことができます。

ここに注目!

認知症・せん妄ケアサポートチーム、特定・認定看護師など専門的なスタッフやリハビリ・薬剤師など多職種と連携し、患者さんの治療や看護について考えています。様々な経験値を持つスタッフが知識や技術を活かし、お互いに成長し合える職場です。雰囲気も良く、子育て中のスタッフにも働きやすい職場です。

職場の特徴

相手を知りたいと思う気持ちが育つ! 笑顔あふれる病棟♪
  • 下肢の手術や呼吸器感染性疾患の方の急性期から慢性期の幅広い看護を実践しています
  • 高齢者の方が安心して入院生活を送れる様にスタッフ全員で協力してケアしています
  • コメディカルと協力し、入院時から退院後を見据えて地域に繋げる取り組みをしています

看護体制(実際のPNS場面)

骨折の術後の関わりをご紹介!
手術が終わり、Aさんは病棟へ帰室しました。
Aさんは85歳で物忘れがあり、眉間に皺をよせ、点滴や酸素マスクを外そうとしています。
【Aさん】
なんでこんなところにいるの?
【新人看護師】
先輩、Aさんが手術から帰ってきて「なんでここにいるの」と言ってます…
手術終わって病棟にいますよ。
【先輩看護師】
Aさんは今は混乱して、どういう状況か分からなくなってるかもしれませんね。
Aさんが骨折して手術したことを、Aさんが分かるように説明できるといいですね。
【新人看護師】
Aさん、お家で転んでしまって、足を骨折したので聖隷三方原病院で手術をしました。
無事に終わりましたよ。お疲れ様でした。
【Aさん】
起きたいな〜。
よっこらしょっと(起き上がり)この管はじゃまだな。
【新人看護師】
Aさん、手術が終わったばかりなのでベッドで安静にしててください!
点滴も酸素も引っ張らないでください!
【先輩看護師】
Aさんどうしましたか?起きたいんですね、足が痛みますか?
【Aさん】
痛いよ。痛いから座ろうと思ってね。
これ、じゃまなんだよ。早く取って!動けない。
【先輩看護師】
Aさん、動けないから、じゃまで外してほしいんですね。
【先輩看護師】
ルートが患者さんの邪魔にならないように(みえないように)工夫したり、今の状況を繰り返し伝えていこうか。
他に何ができるかな?
【新人看護師】
患者さんが痛いと言っているので、鎮痛剤を使用したらいいと思います。
【新人看護師】
Aさん、痛いですよね。痛み止め使いますね。
【先輩看護師】
手術後の疼痛コントロールはせん妄予防にもなるから大切な事だね
【新人看護師】
患者さんの行動を抑制するのではなく、行動の原因を探ることが大切なんだ!
アセスメントして対応することでせん妄予防になって、患者さんの苦痛も取れるのか!
【Aさん】
(表情良くなり)よくなってきたよ、よかった。ありがとね。
他にもこんな場面

Q

手術直後に「起きたい」…

A

医師と相談し、バイタルサインに注意しながら車椅子への乗車を介助する

Q

ルートやチューブ類を抜去しそう…

A

全身状態をアセスメントして必要性や別の方法を検討し、医師と相談する
などがあります!

POINT

  • 患者さんにとって不快なことは?それは何か?
  • 入院や手術は日常ではない。創部痛やルート類、環境の変化で混乱しやすい!
患者さんの行動には何らかの意味があり、患者さんからのメッセージとして聴いていくことが大切です